20歳の娘が離婚を勧める「対外的には理想の家族」自転車事故から暴かれた驚愕の真実
DVが減った半年前から?
半年前から、夫よりケンカをふっかけられることがなくなったと真穂さんは言っており、浮気を確信しました。夫は異常に外面がいいのでストレスも蓄積されている可能性が高い。それを、真穂さんへのDVで発散していましたが、浮気相手ができたことにより、気持ちが軽くなったのではないかと想像できます。 善は急げと、相談の翌日から調査に入ることにしました。夫が店を開業したのは、コロナ禍以降「好きなことをして生きたい」と思ったことと、夫の父からまとまった遺産が入った2年前。それ以前から、店を開くことは決めており、念入りなプランを立てていたそうです。 夫の店の前で出勤時間の16時から張り込みを始めます。夫の店は人通りが多い繁華街の路面にあり、それなりに広いという人気の物件。真穂さんは「コロナ禍がなければ借りられなかったみたいで、この物件に出会ったことも、起業する背景でした」と話していたことを思い出しました。 夫の店の営業は17時からですが、夫は8時から、朝ごはんを提供する業者に、ランチ時間をカレー店に貸して、それぞれ利益を得ているとのこと。「いつも開いている店」という印象があれば、お店はうまくいくことが多いです。
48歳には見えない若さとカッコよさ
夫は16時に出勤。スラリと背が高く、雰囲気もかっこいいです。顔が小さく童顔だから48歳という実年齢に見えません。黒のシャツにデニムを合わせています。ジャケットを肩からかけているのは、自転車の転倒で骨折した腕のギプスがあるので袖が入らないからでしょう。その後、アルバイト3人と料理人が出勤し、開店しました。 店はかなり繁盛しており、17時から23時までノンストップでお客さんが入っていました。終電の時間帯になると、スタッフは出ていきます。そして、ラストオーダーの0時半に店のネオンサインが消えました。 夫は「客がいなくても、時間までは店にいる」というポリシーでお店を経営しているとか。閉店後、夫だけが店から出てくるのかと思っていたら、30代と思しき、品がいい小柄な女性と2人で手を繋いで出てきました。 2人は深夜もやっている、フレンチ系のビストロに入っていき、私たちも追います。店は程よく混んでいましたが、2人より一つおきのテーブルに座ることができました。夫はとても優しい声を出しており、女性は鼻にかかった甘い声で話している。この2人はまだ男女関係が始まったばかりだと直感しました。 女性は夫を「ヨー君」と呼び、左腕のギプスを触りながら「痛そうだね」「大変だったね」などと話しています。夫は「まあ、厄払いだよね」などと爽やかな声で話し、2人で白ワインのハーフボトル1本と、マッシュルームのサラダ、ソーセージのグリルを食べて、店の外にでます。 夫と女性は時々、キスをしつつ手を繋ぎながら歩き、自宅と店の中間地点にある女性のマンション前でハグして別れます。女性は夫に「寄ってってよ」と誘っていましたが、夫は「明日早いから」と断っていました。