田口貫太騎手とGI初制覇を目指すドラゴンブースト(c)netkeiba

　デビュー2年目の田口貫太騎手が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)のドラゴンブースト(牡2、栗東・藤野健太厩舎)で6回目のJRA・GI挑戦を迎える。 【写真】ドラゴンブーストこれまでの軌跡 　田口騎手は03年12月10日生まれ、岐阜県出身の20歳。父は笠松競馬の田口輝彦調教師、母は笠松初の女性ジョッキーの広美さんという競馬一家に育った。昨年3月に大橋勇樹厩舎からデビューし、1年目は35勝を挙げて、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞。そして今年はここまでに40勝をマーク。6月の関東オークスではアンデスビエントで重賞初制覇を果たし、7月末から約2カ月のフランス遠征では2勝を挙げている。 　朝日杯FSではドラゴンブーストに騎乗する。デビューからコンビを組み、9月中京の新馬(芝1600m)は7着だったが、続く10月京都の未勝利(芝1600m内回り)で初勝利をゲット。さらに重賞初挑戦となった前走のデイリー杯2歳Sでも、ランフォーヴァウから半馬身差の2着に健闘した。レースぶりは1戦ごとに良化。今回は一気に相手が強くなるが、立ち回り一つで上位争いになるだろう。 　田口騎手は今秋のGIに3回騎乗。エリザベス女王杯とマイルCSではともに16番人気で8着、先週の阪神JFでは15番人気で9着と見せ場をつくっている。そして今回はおそらく過去一番のチャンス。勝手知ったるパートナーと、人馬一体の走りで頂点奪取といきたい。 【田口騎手のGI成績】 ・23年阪神JF…17着・ニュージェネラル ・24年天皇賞(春)…9着・ゴールドプリンセス ・24年エリザベス女王杯…8着・ゴールドエクリプス ・24年マイルCS…8着・ニホンピロキーフ ・24年阪神JF…9着・モズナナスター