パリ五輪代表の松山陸 千疋屋と契約更新できず活動資金に不安「支援していただける企業が見つかれば」
◇競泳ジャパンオープン最終日(2024年12月1日 東京アクアティクスセンター) 男子50メートル背泳ぎ決勝は松山陸(23=スウィン埼玉)が25秒16で優勝した。昨年10月に果物の老舗「銀座千疋屋」とスポンサー契約。今夏のパリ五輪に出場したが、100メートル背泳ぎが予選31位で敗退。男子と混合のメドレーリレーでも思うような泳ぎができなかった。 1年契約だった銀座千疋屋との契約更新を勝ち取れず、現在はスポンサーを探している状況。練習環境も整わず、市民プールや母校・春日部共栄高の施設で練習している。 今大会は100、200メートル背泳ぎにもエントリーしていたが「気持ちの面で厳しかった」と棄権。何とか気持ちを立て直し、最終日に行われた得意の50メートルでオリンピアンの意地を見せた。 2月には米国で高地合宿を予定しているが、今後の活動資金に対する不安は尽きない。「次のスポンサーを探している真っ最中。米国合宿までに支援していただける企業が見つかればいいのですが…」と厳しい表情を見せた。