『となりのMr.パーフェクト』の破天荒ヒロインに夢中! 振り回す役が似合うチョン・ソミン
爽やかに何でもこなしてしまう“パーフェクト”な幼なじみが隣の家に住んでいる。『となりのMr.パーフェクト』には、そんな少女漫画のような生い立ちを持つヒロインが登場する。一方でそのヒロインは秀才ながら、昔からどこかネジが外れているようなちょっぴり狂った性格の持ち主だ。 【写真】見つめ合うソンニュ(チョン・ソミン)とスンヒョ(チョン・へイン) ドラマは、ヒロイン・ソンニュがアメリカにある大企業を辞め、婚約していた彼氏と別れて韓国に帰国するところから始まる。家族にも、親友のモウム(キム・ジウン)にも、そして全てを知り尽くしている“パーフェクト”幼なじみスンヒョ(チョン・へイン)にも知らせず、全てを置いてきたソンニュ。自慢の娘だっただけに母親は幻滅し、2人の仲はギクシャク。異国の地で頑張って地位を築いてきたが、その肩書きを捨てて、本来の自分だけになった彼女が韓国でどのように再出発するのか、常にぶっ飛んだ考え方で周囲を驚かせるソンニュの動向が気になるドラマだ。 ソンニュを演じるチョン・ソミンは、淡々と落ち着いたキャラクターを演じた時の表現力に定評があるが、周りを振り回すようなキャラクターもとても似合う。 2024年3月に日本でも公開された『ラブリセット 30日後、離婚します』では、カン・ハヌル演じる夫と離婚寸前の妻・ナラを演じたチョン・ソミン。夫婦はただ静かに別れを告げたいというわけではなく、離婚調停の場でもとことん罵り合うほどの破壊力を持ったカップルだ。特にナラは、冷蔵庫に水ではなく大きなボトルの焼酎を常備しているし、自ら強引に結婚を押し進めたにもかかわらず、今では思い出の野球ボールを夫に向かって投げてくる。しかも、そのような行動が日常的にあるため、2人が映る結婚写真はボロボロに。新『猟奇的な彼女』と言えるほど、破天荒過ぎるキャラクターを演じ切っている。 サラリーマンの父親と女子高生の娘が入れ替わってしまう『パパとムスメの7日間』では、見た目は女子高生のまま、中身は中年親父という難しい役を演じているチョン・ソミン。娘としての性格はいかにも高校生らしいのだが、入れ替わった後は父親らしい説教じみた話し方や、がに股で歩く姿などが相まって、傍から見ると強気でおかしい女子高生に変化している。