40億円投資家が予測する2025年の株式相場の投資戦略…トランプ当選が決まってから購入した金融資産
11月5日の米国大統領選挙と連邦上院議会選挙では、共和党が圧勝。その後の「トランプラリー」もひと段落し、今後の米国株の動向に注目が集まっている。 一方、日本では石破新内閣が発足したものの、石破総理とトランプ新大統領との会談は実現せず、日本株の下落が懸念されている状況だ。 そんな投資判断が難しい現状において、勝ち続けるために必要な相場感とは…? 40億円投資家・Gomatarou氏(@tomon555555)に、年末年始における株式市場の見方などについて話を伺った。短期連載全2回の第2回。
勝率を上げたいのなら日本株以外の選択肢もいると考える理由
ーー年末年始の相場の見方について教えてください。 これはあくまでイメージですが、基本的に米国株は大統領選挙後に上昇するケースが多いです。米国株が上がれば日本株にも影響を与えますが、日本株に大きな期待が持てるかと言われるとそうでもありません。むしろ悪いイメージがあるくらいです。なので、もし銘柄選びに迷っているなら、米国株もしくはダウ、ナスダック、S&Pなどの指数を選ぶことも選択肢ではないかと考えます。 ーー日本株に期待が持てない理由とは? 政治的な要素が大きいと考えています。ニュースやSNSを見ればわかると思いますが、石破総理に対して期待できるかと言われると、そうではないでしょう。こうした理由から、日本株への期待感も薄れていると思います。 また、相場は期待で動くものだと思っています。日本株に期待があるかといえば、それはないと思うので、買われないだろうなと。そのため、日経平均38000円~40000円のレンジで推移すると予測しています。40000円近くになると、空売りをしたくなる気持ちが強くなりますね(笑)。 12月の小型株は、税金対策の売りやIPOの資金流出などで、下落圧力が強まると考えてます。また、12月19日の日銀の金融政策決定会合に加えて、前回お伝えしたリーク情報や、12月13日の特別清算期日(SQ)、12月18日のFRBも控えているため、為替が円高に振れ、先物市場も軟調になる展開が予想されます。ですので、相場の荒れることを見越したポジションを取っておくことが望ましいですね。 ーー不穏なスケジュールが続きますね...。 このように、いまの日本株には多数の下降要因があるため、たとえ米国株が上昇しても日本株はそれほど上昇せず、米国株が変わらずならやや下落、下落したらもちろん下落の展開になるのではないかと考えています。 何らかの要因で2025年に米国株が下降トレンドになれば、日本株にとっては下降要因しか残らない状況になってしまいます。したがって、米国株を購入するほうが賢明だと思うのです。 ーーでは、そんな米国株で期待が持てそうなセクターや銘柄はありますか? 米国の個別株にはあまり詳しくないですが、ナスダック総合指数やNYダウ、S&P500のインデックスファンドなど、指数そのものを購入するのが無難でしょう。