中日が福留に続きソフトバンク退団決定的の内川にも注目!
巨人の優勝が30日に決定したが来季に向け“打倒巨人“の動きも水面下でスタートしている。中日が今季限りでソフトバンク退団が決定的になっている内川聖一(38)の獲得調査に乗り出すことが明らかになった。中日は阪神を今季限りで退団する球団OBの福留孝介(43)にも注目しており”打倒巨人“に本気だ。 東京ドームで原監督が手袋をした限定スタッフによる”新型コロナ感染予防胴上げ”で宙に舞った日…中日はナゴヤドームで広島に屈辱的な大敗を喫した。7回に逆転されると歯止めがきかず3-17のスコア。 試合後、与田監督は、「巨人は強いチームに間違いない。巨人より(中日が)今年弱かったという事実は間違いなく数字に出ている。私を筆頭にいろいろと反省しなければならない。善戦したというよりも負け越しは負け越し」とV逸の弁。 対巨人には、10勝12敗2分けと、他の4球団に比べて善戦したが、与田監督は言い訳をしなかった。8年ぶりのAクラスを死守する戦いが残っている中で、すでに水面下では、来季の“打倒巨人”へ向けての動きが始まっている。 補強ポイントは、巨人に95点の差をつけられたリーグワーストのチーム得点(405)、チーム本塁打数(66本)、リーグ4位のチーム打率.250、同5位のチーム得点圏打率.254と低迷している打線の強化だ。故障者が出ると、選手層の薄さが顕著となり、特に代打率は.210と低かった。左の代打の切り札だったのが、41打数の井領で、代打率が.171。右の代打で最も多く起用された堂上も、代打率が.207と結果を残せていない。ここぞの場面で勝負できる打者がいなかったのである。 そこで目をつけているのが、ソフトバンクの退団が決定的になっている内川だ。 内川は新型コロナの影響で3か月遅れとなった開幕を前に調子が上がらず開幕1軍のメンバーから漏れた。内川は、今季ファームで40試合に出場して94打数で打率.340、17打点、1本塁打、出塁率は.421の数字を残したが、工藤監督の方針もあり、一度も、1軍に昇格することはなかった。故障などはないが、チームの来季構想からは外れ、球団と本人の話し合いの末、退団、他球団での現役続行という道を選択することになった。 38歳だが、横浜、ソフトバンクで20年プレーして両リーグで首位打者を獲得した現役最多2171安打の“職人技“は健在。右の代打の切り札としては頼りになる存在となり、一塁には、現在、怪我で抹消されたビシエドがいるが、チーム状況次第でスタメン起用すれば、一気に打線に幅が出てくる。チームの補強ポイントと内川の存在がマッチするのだ。