坪井翔が「ドライは厳しいと予想」もまさかの優勝。山下健太「こんなにうまくいって大丈夫?」【第8戦GT500決勝会見】
栃木県茂木町に位置するモビリティリゾートもてぎで11月3日、2024スーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300KM RACE』の決勝が行われ、坪井翔と山下健太がドライブする36号車au TOM’S GR Supraが優勝。開幕戦以来となるシーズン2勝目を飾った両名がレースを振り返り、最終戦鈴鹿への意気込みを語った。 【写真】笑顔の坪井翔、伊藤大輔監督、山下健太(au TOM’S GR Supra) ■坪井翔/第1スティント担当 「今の気持ちとしては、こんなに上出来でいいのかなと思うくらいの結果を残せたと思います」 「3番手スタートだったのでチャンスがあればトップを狙いたいと思ってはいましたが、同時に燃料リストクターが1段階下げられた状態でドライ路面のもてぎを普通に走るのは、なかなか厳しいと予想はしていました」 「(自身のスティントでは)フルコースイエロー明けのリスタートのタイミングだったり、タイヤのパフォーマンスのいいところを使いながら8号車(ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT)ARTAと64号車(Modulo CIVIC TYPE R-GT)の2台を抜くことができました。その後はリードを拡げた状態で山下選手にバトンを渡すことができましたから、僕自身の仕事はしっかりとこなせたと思っています」 「(最終戦への意気込み)チャンピオンシップに関しては、油断することなくしっかり勝ち切ることを意識して、次の鈴鹿でも優勝を目指していきたいです」 ■山下健太/第2スティント担当 「こんなにうまくいって大丈夫か、という思いが強いです」 「今日のレースは前半のスティントで坪井選手がトップに立ってくれて、そこからさらに10秒以上のギャップを作ってくれた状態でクルマを渡してもらえたので、自分としては余裕を持って走ることができました」 「タイヤを労わりながら走っていましたが、最終的に8号車ARTAとのタイム差を20秒くらいまで拡げることができました。後半もクルマの状態は良かったですし、本当に坪井選手やチームの皆に感謝です」 「(最終戦への意気込み)ランキング2位の100号車(STANLEY CIVIC TYPE R-GT)とは18ポイント差。これだけ大量のリードをもって臨める最終戦はなかなかないことだと思うので逆に何か起きるんじゃないかという怖さはありますが、今シーズン3勝目を目指して頑張りたいと思います!」 [オートスポーツweb 2024年11月03日]