H3ロケット5号機、2月1日打ち上げ 測位衛星搭載、爆発事故「懸念なし」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、日本の次世代主力ロケット「H3」5号機を、来年2月1日に鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う、国の準天頂衛星「みちびき」6号機を搭載する。打ち上げの予定時間帯は午後5時30分~同7時30分で、打ち上げの予備期間は2月2日~3月31日。 H3が推進力の補助に用いる固体ロケットブースターは、先月26日に同センターで行われた燃焼試験で爆発した開発中の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」用の2段目エンジンと一部の部品が共通しているが、JAXAは「懸念事項はない」と判断した。 H3は、初号機が昨年3月に打ち上げに失敗したが、原因を究明し対策を施した2~4号機が今年2月以降、3連続で打ち上げに成功している。