阪神からFA宣言した大山悠輔、タイガース杯ゴルフで8日ぶりに心境を吐露「自問自答しながら毎日いる」
「FA宣言をしている身ではありますが、そことはまた別のところで僕は(球団行事などを)しっかりやりたいと思っている」
今季130試合に出場し、打率・259、14本塁打、68打点。タイガース愛か、禁断の移籍か-。考え抜いて、ベストの道を進む。(阿部祐亮)
★クラブのシャフトがジャイアンツカラー!?
まさかのジャイアンツカラー!? 大山が使用したクラブをめぐって〝プチ騒動〟に発展した。
シャフトの色がオレンジ。これには周囲も驚いた。しかも、ウエアは黒。大山の次の組で回っていた粟井球団社長はそのことを伝え聞くと、プッと噴き出して「ウチの電車と一緒や」とオレンジ色を採用している阪神電車の急行型車両を例に挙げて笑った。「自分からアピールすることはないと思うんやけどなあ。もしそうだったら、ある意味、大したもん。それはそれでええやん、堂々としていて」と冗談交じりにコメントした。
プレー中は大山が木に当てた球がいい具合に跳ね返ってきたシーンを目撃し「もってるね!」と声を掛けた。「4番・一塁」が抜ければチームにとって痛手だが「あらゆる場合を想定して(編成が)やってくれている。(補強は)外国人を中心に考えている」とした。
★FA宣言した原口は参加せず
大山とともに国内FA権を行使した原口はタイガース杯ゴルフに参加しなかった。粟井球団社長は「何人か欠席は出ている。特段理由はない」と話した。23日のファン感謝デーには参加する見込み。大山と同じく、決断の時まで熟考を重ねていく。
◆同組でラウンドした大山のFA権行使について阪神・中野「阪神に残ってほしい気持ちが一番ですけど、大山さんが取った権利。僕たちは残ってくれることを祈りながら、その報告を待つだけです」