アディダス ランニングの新定番へ 「ADIZERO SL 2」はどう進化したのか
アッパー、アウトソールもアップデート
シューズの重量は232g(27cm)。ソールの厚さが増しているにも関わらず、前作よりも8g軽くなっている。この要因となっているのは、ライトストライク プロの軽量性と、アッパー素材の変更だ。
「アッパーには、必要なサポートを必要な部位に施せるエンジニアード モノメッシュを採用しています。前作では、ライトウエイト サンドイッチ メッシュという2重構造で柔らかな足あたりの良い素材を採用していましたが、エンジニアード モノメッシュに変更したことで、通気性、サポート性がともに向上し、足に吸い付くようなフィット感を実現しています」
アウトソールには耐摩耗性に優れ、トラクション性能も高いアディウェア ラバーを採用している。長い距離をともにすることになるジョグシューズだけに、アウトソールの耐久性の高さは魅力。安心して走り込むことができる。
また、高いトラクション性能は安定した足運びをサポートしてくれるだけでなく、スリップによるエネルギーロスを抑えてくれる。もちろん雨の日の安心感も高い。 足首周辺のクッションパッドは、ソフトさを維持しながらも簡略化されている。結果、踵部のホールド力が高まりブレを抑制。走行時の足とシューズの一体感が増している。
アスリートも高く評価する「アディゼロ エスエル 2」
日々のトレーニングを支えるデイリートレーナーとして、アスリートからも厚い支持を得ている「アディゼロ エスエル」。「アディゼロ アディオス プロ エヴォ1」をレースで着用するトップ選手たちも、ジョグシューズとして愛用している。日本を代表するランナーとして活躍を続ける新谷仁美選手もそのひとり。 商品の発表会時に「ウォーミングアップやジョグ、ペース走でアディゼロ エスエルを履いています。レースで使うシューズに注目が集まりがちですが、私は日常的に長い時間着用するエスエルを特に大切にしています。 普段から履いているのでよく違いがわかるのですが、アディゼロ エスエル 2は前作と比べて、クッション性、反発性が向上しています。脚への負担が小さく、疲労の蓄積を避けられそうです」とコメントしている。 また、すでに「アディゼロ エスエル 2」を着用してトレーニングしている実業団や大学のエリートランナーからも高い評価を得ているようだ。