中村敬斗と伊東純也がアベック弾!! スタッド・ランスは日本代表コンビ交代後に形勢変わるも今季3勝目
[9.29 リーグアン第6節 アンジェ 1-3 スタッド・ランス] スタッド・ランスは29日にリーグアン第6節のアンジェ戦で3-1の勝利を収めた。FW中村敬斗が今季3点目、FW伊東純也が今季2点目を決めて2試合ぶりの3ポイント獲得に貢献。チームは開幕節こそ敗れたが以降の5試合を3勝2分で負けなしとなっている。 【写真】「すっごい嬉しそう」「うらやましすぎ」元日本代表MFと元NMB48山本彩さんの2ショットに反響 試合は開始9分、中村のゴールで幕を開けた。中村は最終ラインの手前で一度止まってオフサイドラインの駆け引きをすると、上手く抜け出してDFセドリック・キプレの浮き球を胸トラップ。そのまま右足を振り抜いて先制ゴールを決めた。中村は第4節のナント戦を皮切りに第5節のパリSG戦、今節と3戦連発。開幕6試合で昨季記録した4ゴールまであと1点に迫っている。 続く前半13分にはMFヤヤ・フォファナのスルーパスで伊東がペナルティエリア内右に侵入。ファーサイドを狙ってシュートを放ったが、枠の左に逸れた。それでも同25分、DFオーレリオ・ブタのクロスがGKの足に弾かれたところを伊東がゴールエリア内で拾う。冷静にゴールへ蹴り込んで3試合ぶりとなる今季2ゴール目で2点差に広げた。 なおもスタッド・ランスは前半45分、中村が相手のクリアを拾ってカウンターを発動した。2対1の局面で相手を引きつけるとMFマーシャル・ムネツィにお膳立てパス。ムネツィはGKと1対1になったもののGKにセーブされ、中村の今季初アシストはお預けとなった。 中村は後半14分、PA内左でディアキテからボールを受けると得意の斜め45度の角度からコントロールシュート。ゴール右上隅を狙ったボールはわずかに枠を外れた。中村は同24分にFWママドゥ・ディアコンとの交代で退いた。 スタッド・ランスは3点目を目指す。後半28分、FWアミン・サラマのスルーパスで伊東が右サイドを抜け出してゴール前にグラウンダーのボールを送る。フォファナがスライディングで飛び込んだが、わずかに届かなかった。ただ同34分、ディアコンのシュートのこぼれ球をムネツィが押し込んで勝利を決定づけた。もっともムネツィはこの試合で決定機を逃す場面が連続したためか、本人に笑顔はなかった。 後半38分にはエース格のFWモハメド・ダラミ-が3月以来の出場で怪我から復帰。伊東との交代となった。ところが同39分にアンジェのMFジネディーヌ・フェルハトにゴールを許して2点差に詰められた。 その後はスタッド・ランスが若手を相次いで投入したためか、ゴールに迫られる場面が続く。それでも3-1のスコアを維持してタイムアップを迎え、今季3勝目を手にした。今季から指揮を執るルカ・エルスネル監督のもとで好調を維持している。