「一歩一歩、熱く戦う」 大宮が新体制を発表 新ユニフォームも披露 ファン・サポーターはレッドブルを片手にイベントを楽しむ
大宮は9日、さいたま市内で「RB大宮アルディージャ キックオフイベント」を開催し、ファン・サポーターを前に新加入選手の紹介などを行った。原博実社長は「簡単ではないが一歩一歩、J1昇格に向けて熱く戦う」と目標を掲げた。 新生大宮が始動 新加入で背番号10のFW豊川やFWカプリ―ニら全31選手が登場 新しいエンブレム胸に練習 今季はFW豊川雄太、DFガブリエウら9人の選手が新たに加入した。山本佳津スポーツダイレクターは「まずは昨季の中心選手の契約と向き合い、厳しさ、力強さ、競争力を持つ選手を編成した」と方針を述べた。 初のJ3を戦った昨季は、25勝10分け3敗と圧倒的な結果を残して1年でのJ2復帰を果たした。就任2季目の長沢徹監督は「今年はディビジョン1で戦うためのシーズン。信じるに値するチームをつくる」と覚悟を語った。 オーストリアの大手飲料メーカー「レッドブル」の参入で、クラブ名、エンブレムを変えて臨む最初のシーズン。イベントでは新ユニフォームのデザインも発表され、袖を通したMF小島幹敏(さいたま市出身)は「大宮アルディージャとレッドブルの融合が最高にかっこいい」と話した。 会場の雰囲気は例年と一変し、ファン・サポーターはレッドブルを片手にイベントを楽しんだ。朝霞市から訪れた篠原武志さん(48)は大宮を応援して23年目。「今までの大宮では考えられない催し。これまでの歴史を大切に新たな変化を求めたい」と期待を込めた。