秋の行楽、どんなバッグで行きますか? スタイリストおおさわ千春さんに聞く
連載「迷い世代の服選び」
スタイリストのおおさわ千春さんが、「何を着たらいいのかわからない」と悩みがちな“迷い世代”の大人に向けて、おすすめのファッションアイテムをご紹介する連載。今回は、秋の小旅行に持っていきたい、トラベル・バッグをご提案いたします。
秋旅を盛り上げる、トラベル・バッグ
毎年、紅葉の季節が近づくと、温泉や美しい景色のリゾート地に行きたくなります。素敵な旅館やホテルに泊まって、日ごろの疲れを癒やす旅は“いつも頑張る自分へのご褒美”ですよね。わくわくするような旅行の計画があると、決まって欲しくなるのが、トラベル・バッグです。 私の場合、飛行機や電車の旅ならば、コロコロと引いて持ち歩けるトロリータイプ、車ならレザーのボストンやトートタイプと、移動手段によってバッグのタイプを変えています。いずれの場合にも、機能性はもちろん、お洒落を際立たせてくれるような高いデザイン性を備えたバッグが理想的です。それでは、旅のパートナーにふさわしいトラベル・バッグをご紹介していきましょう。
旅にもデイリーにも活躍するユニセックスの大容量バッグ
見た瞬間に「欲しい!」と思った、しなやかなオールレザーのトートバッグ。センターにスリットが入っているのですが、これはハンドルを肩にかけた時、脇下にしなやかにフィットするようにと施されたものだそう。あえてライニングをつけていない仕様なので、とても軽いのも魅力です。ユニセックスで使えるので、パートナーとシェアできるのもいいですね。旅はもちろんですが、普段からジムに行くときなどにも使えそう。スニーカーとストールを合わせた洗練のカジュアルスタイルは、ラグジュアリーなリゾートホテルでも一目置かれると思います。
卓越した職人技を語る「モザイコ」がアクセント
ミラノの高級レザーブランド「セラピアン」。ウール素材のボストンバッグのセンターは、ナッパレザーを熟練職人が手作業で編みこむ「モザイコ」と呼ばれる技法で描いた模様があしらわれた贅沢なデザイン。ジェンダーや年齢に関係なく、長く楽しめるデザインだと思います。「モザイコ」編みの黒のトートバッグは、デイリー使いにも活躍。 〔写真〕ボストンバッグ(横55×縦30×マチ25cm)57万9700円、ハンドバッグ(横19×縦18×マチ12cm)45万9800円/ともにセラピアン(リシュモン ジャパン株式会社 セラピアン) サングラス4万6970円/オリバーピープルズ(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) 帽子3万5200円/ヘレンカミンスキー(ヘレンカミンスキー ギンザシックス)