JPドラゴンの上に”黒幕”がいる…「ほんとうの指示役」が決して捕まらない驚愕の方法
黒幕は素性を明かさない
JPドラゴンは殺人すらいとわない凶悪犯罪集団として知られている。そんなJPドラゴンが、ダークウェブ上で指示を与えられ、それに従うのはなぜか。 オルネク氏が続ける。 「JPドラゴンのような犯罪集団は利害関係のみで黒幕の言うことを聞いている。ダークウェブでは、そこでしか入手できな“闇リスト”なるものが売買されている。このリストには強盗や詐欺のターゲットとなる人々の情報が入っている。JPドラゴンにとっても、それらの情報は貴重。だから、リストを継続して与えてくれる黒幕に従わざるを得ないというわけだ。 また、金銭の受け渡しもダークウェブ上で行われる。利害関係が一致しているとはいえ、カネを持ち逃げされるのが怖い黒幕は、JPドラゴン以下の実行グループとは別に、カネ回収屋をリクルートしている。回収屋から送られてきた違法な収益は暗号通貨に変えられ、ダークウェブ上でJPドラゴンたちに再分配される仕組みだ」 真の黒幕については日本の暴力団組織や半グレグループであるといった情報もあるが、未だ明らかになってはいない。 そんななか、前出の元マニラ警察のガルシア氏ら捜査関係者の間では、こんな驚きの人物の名前も挙がっているという。 後編記事『2025年、闇バイト事件は凶悪化する…黒幕を知る人物が話した「驚愕の事実」』に続く。 「週刊現代」2024年12月7・14日合併号より
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