ノロノロ台風10号 九州など太平洋側を中心に大雨 全国的に影響が長引く可能性も
台風接近前 大雨の備え
大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。 ①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。 ②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。 ③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
災害を前に 今 何をすべきか
台風の接近を前に、いざという時のために、自分でできる備えがあります。ライフラインが断絶した場合に耐えられるよう、以下の3つのことを、事前に確認しておいたり、備えておいたりしてください。 ①暴風で電柱が倒れたり、電線が切れて夜間に停電になったりすることがあります。懐中電灯を準備し、点灯するか確認しておきましょう。 ②断水になった場合に備えて、飲料水を確保するのはもちろん、浴槽に水を張るなど生活用水も確保しておきましょう。 ③避難場所で、数日間、過ごすことを想定し、非常用持ち出し品の準備や、食料の確保をしておきましょう。
日本気象協会 関西支社 藤川 徹