18日表明!蓮舫”地獄の都知事選”公約…ブーメラン炸裂!7つのゼロ猛批判に「民主党政権のマニフェストはどうなった」の声
蓮舫「共産党と蜜月ぶり」にブチギレる連合
「都連のドン」として小池氏と対立した自民党の内田茂元都議が2022年12月に死去し、都連は執行部を刷新するなど活況を取り戻す。ただ、自民党そのものが逆風を受ける中で今度の都知事選には独自候補を擁立できず、小池氏の支援に回らざるを得ない状況だ。本来、自民党の組織力は選挙戦でプラスに働く。ただ、4月の衆院補選や5月の静岡県知事選で自民系候補は敗れており、小池氏は「負の連鎖」に巻き込まれることを警戒せざるを得ない。 政党との距離に頭を抱えるのは蓮舫氏も同じだ。6月12日、立憲民主党に離党届を提出した蓮舫氏は「20年間、民主党、民進党、(旧)立憲民主党、新しい立憲民主党とお世話になった政党で、いろんな思いもある」と語っている。ただ、先に触れたように民主党政権時代のマイナスイメージがよぎることに加え、最近は立憲民主党と共産党の“共闘”に嫌悪感を抱く支持者も少なくない。 蓮舫氏は「無所属」を掲げるが、そのバックに立憲民主党や共産党が見えるのは明らかだ。立憲民主党の支持母体である連合の清水秀行事務局長は6月12日、共同通信のインタビューで「まるで共産党の公認候補のようだ。受け入れられない」などと蓮舫氏を批判している。
5月末の出馬表明からなかなか公約を出さない蓮舫
共産党東京都委員会のホームページには6月3日に「蓮舫参院議員と、日本共産党の立場をお知らせするチラシです。」と記され、政策が書かれたビラが掲載された。「子どもの国民健康保険料をゼロに」「若い世代への月2万円の家賃補助」といった言葉が並び、今の予算を削って基金や国の補助金も活用すれば財源を捻出できる、と掲載されている。 この点について、国民民主党の榛葉賀津也幹事長は6月7日の記者会見で「これはどう見ても蓮舫さんのビラだよね。(共産党のビラに)蓮舫さんは何もクレームをつけていないというなら、蓮舫さんのビラだ」と指摘。その上で「『立憲民主党』だ、本当に」と距離を置く。民主党、民進党時代の同志だった「教育無償化を実現する会」の前原誠司代表も「共産党が応援する蓮舫さんを応援することはありえない」と厳しい。 蓮舫氏は「反自民、非小池」を掲げているが、同じように「反共産、非蓮舫」という声も強いのが実情だ。公職選挙法が禁じる事前運動に抵触すると受け取られるような街頭演説、5月末の出馬表明から2週間以上も蓮舫氏が公約を発表しないことにも批判が渦巻く。 知名度の高い2人は発信力も高く、メディアに引っ張りだこの状況が続く。ただ、それだけに有権者は冷静に見極めなければならないだろう。今度の知事選には30人以上が立候補を予定する。新聞社やテレビ局といったマスメディアには、2人以外の候補者にも主張を論じる機会を公平に設けることを切望したい。
佐藤健太