18日表明!蓮舫”地獄の都知事選”公約…ブーメラン炸裂!7つのゼロ猛批判に「民主党政権のマニフェストはどうなった」の声
20年当時に検証した小池都政の公約検証は、そんなに悪くない
政策目標を達成すれば「優」、未達成でも課題解決に貢献していれば「良」、問題解決への寄与が不十分なら「可」、何もやっていない・やっていても後退は「不可」―といった基準で独自に評定しているものだ。新聞社やテレビ局などは当然知っているはずなのだが、小池氏が2016年に掲げた公約は「27」ある。楊井氏の記事による評定は、その27個のうち「優」または「良」が12個(44%)、「可」は10個(37%)、「不可」は3個(11%)だったと結論づけている。 小池氏が掲げた「7つのゼロを目指します」という点については、楊井氏は記事で「問われるべきは『ゼロ』を達成したかどうか、ではない。問題解決に向けて着実に取り組み、都民の福祉が向上したのかどうかだ」と位置づける。 たしかに「目指す」という政策目標を掲げて達成できていないことがダメならば、「原発ゼロを目指す」といった類いのものは短期間での実現が困難であり、すべて掲げることができなくなってしまう。今度の知事選は、それらも踏まえて都民が総合的にどう判断するかだ。
蓮舫による公約批判はブーメランに
ただ、小池知事への対抗心を燃やす蓮舫氏は「一番わかりやすい評価は、公約だ」と攻撃を緩めない。会見する時間や公約発表のタイミングも小池氏に重ねるなど、攻撃力や意識の高さは見事と言える。その一方で、公約批判は蓮舫氏にとって“ブーメラン”となる可能性がある。 その理由は、蓮舫氏が閣僚を務めた民主党政権では「公約違反」が続出していたからだ。蓮舫氏は3年3カ月の民主党政権時代を除けば野党議員が長く、残念ながら「実績」で評価するのは難しい。「公約の達成状況」を言うのであれば、どうしても民主党マニフェスト(公約)の達成状況と比較せざるを得ない。 蓮舫氏が所属していた民主党は、政権交代を果たした2009年の衆院選で「子ども手当2万6000円」「高速道路無料化」「ガソリン税などの暫定税率廃止」「企業団体献金禁止」「衆院の比例代表定数を80削減」「国家公務員の総人件費2割削減」などを掲げた。国の総予算を徹底的に効率化し、無駄遣いや不要不急な事業を根絶するなどによって合計16兆8000億円を捻出するとうたっていたのだ