わが子が「ストレスに負けない大人」になるために、親ができる5つのことは?
できること3)リードより「サポート」を 親は、子どものことを大切に思うあまり、知らず知らずのうちにその行動を制御したり管理したりしがちです。「前に立ってリードするのではなく、あくまで『サポート』。これが実践できていると、子どもの自立もスムーズなのです」 できること4)親が「とりあえず力」でおおらかに見守る 子どもの興味ややりたいことは否定しない。「危険を伴わないものであるなら、とりあえずやらせて見守りましょう。これが『とりあえず力』、つまり親が“おおらか”であることです。とはいえ、ゲームが好きだからと、いつまでも遊んでいいわけではありません。規律とけじめはしっかり教えましょう」 できること5)認知能力も大切 認知能力、すなわち勉強も大切です。「ストレスに負けてしまうケースには、『そこは思考力で乗り越えられたのでは……』と見られるケースもあります。認知と非認知はバランスが肝心。でも、非認知能力が高い人は、やり抜く力や集中力があるので、認知能力を鍛えやすいのです」 (取材・文/AERA with Kids編集部) 〇武神健之/一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事。外資系を中心に、多くの企業でビジネスパーソンたちの健康診断やストレス、メンタルヘルスなどの相談を行う。著書に『外資系エリート1万人をみてきた産業医が教える メンタルが強い人の習慣』(PHP研究所)など。
AERA with Kids編集部