超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング11~20位。J1~J3全60クラブの上位に入ったのは?【2024年】
16位:京都サンガF.C.
本拠地: サンガスタジアム by KYOCERA(21,623人収容) 平均入場者数:13,535人 平均収容率:62.6% 今季の京都サンガF.C.は前半戦の絶不調で生まれたマイナスを、後半の快進撃で取り返すシーズンとなった。スタジアムの平均収容率も、チームの結果に推移するように上下している。 前半戦はホームで勝てない日々が続き、開幕7連敗を喫することに。連敗中の第13節アビスパ福岡戦は観客数が9,498人に留まり、43.9%の収容率となってしまった。それでも、夏の的確な補強でチームの調子が上向き始めると、スタジアムも活気を取り戻した。 今シーズン最も収容率が高かった試合は第31節のガンバ大阪戦で94%。2,0323人の観客を動員した。さらに、次のホーム戦の第33節ヴィッセル神戸戦も19,082人で88.2%の収容率をマークしており、関西クラブとの対戦の注目度が高いことがうかがえる。 後半戦はほかにも、第23節の浦和レッズ戦や最終節の東京ヴェルディ戦など、収容率75%を超える試合も多く、結果的にクラブ史上2番目に多い13,535人の平均入場者数を記録した。この勢いを来シーズン開幕時から維持することが出来れば、本拠地への客足はさらに伸び、クラブ記録を更新することが出来るはずだ。
15位:浦和レッズ
本拠地:埼玉スタジアム2002(62,010人収容) その他ホーム開催地:浦和駒場スタジアム(21,481人収容) 平均入場者数:37,519人 平均収容率:63.2% 浦和レッズは62,010人の収容可能人数を誇る埼玉スタジアム2002を本拠地としながら、62.7%のスタジアム収容率をマークした。平均入場者数37,519人はJリーグ全60クラブの中でダントツの数字となっている。 一時は降格圏付近を彷徨うほど低迷した今季だったが、昨季と比べると平均入場者が7,000人ほど増加しており、ファンの関心は上昇し続けているようだ。 最も多くの観客を集めた試合は、シーズン最終戦のアルビレックス新潟戦だ。長年チームを支えてきた興梠慎三と宇賀神友弥の引退試合が行われたこともあり、国立競技場クラスと言ってもいい55,184人の大観衆がスタンドを埋め尽くした。この試合の収容率は89%となった。 そのほかにも、ホーム開幕戦となった第2節の東京ヴェルディ戦で5,0863人(収容率82%)、第19節の鹿島アントラーズ戦で48,638人(収容率78.1%)と高い集客力を発揮しており、40,000人越えの試合が9試合もあった。 浦和の次なる目標は、平均入場者数が40,000人を超えていた00年代後半の熱気を取り戻すことだろう。そのためには平均64.5%の収容率が必要になる。この数字を可能にするには、やはりピッチ上の結果が求められてくるはずだ。