シンガポールで開催された「ディズニーのイベント」で、なんと「日本のアニメ」が登場したということが「意味するもの」
今後への期待
実は日本国内では「ツイステ」以外にも、Disney 声の王子様をはじめ、従来のディズニーファンとアニメファン双方に刺さる日本ならではの展開も度々行われてきました。加えて近年は、前述の通り「東京リベンジャーズ」をはじめとするディズニープラスでの話題のアニメ作品の独占配信等、日本アニメのファンを強く意識した展開も益々積極的に行われています。 なにより今回、そうした取り組みのひとつとしてのアニメ展開が、日本のアニメイベントではなく、世界に向けたディズニーのイベント内で発表されたことに、ディズニーが今後もより一層、日本アニメのファンに向けたアプローチにも力を入れていく姿勢が窺えました。 これまで近いようで遠い存在でもあった“ディズニー”と“日本のアニメ”、両者の関係は、近年日本国内でアニメを取り巻く環境が劇的に変わったこともあり、確実に変化してきているように思います。こうした状況の中、両者がこれからどのような化学反応を起こしていくのか、今回のイベントでの発表は、いちアニメファンとしても今後の展開への期待が高まるものでした。
小新井 涼(アニメウォッチャー)