事務所破産の藤原紀香は「“芸能界のドン”に捨てられたという声も」… 「夫婦で復活する方法」とは
女優の藤原紀香(53)が所属する芸能事務所「サムデイ」が11月25日、破産手続き開始決定を申し立てた。かつては業界に名をはせた事務所が債務超過に陥ったとのことで、芸能界に衝撃が走った。彼女の今後を占うと――。 【レアな水着写真】「スタイル良すぎ!」 20代前半の藤原紀香 “東レキャンペーンガール”歴代ガールたちの全姿 ***
サムデイは1993年、芸能プロモーターだった現社長の高橋裕氏が設立。“芸能界のドン”として知られる周防郁雄(すほういくお)氏(83)率いる「バーニンググループ」の一角を占めてきた。 「90年代から2000年代にかけては、業界でも屈指の有力な事務所でした。“CM女王”として君臨した紀香さんを抱え、俳優の故・宇津井健さんも所属していましたからね。しかし、紀香さんの人気が衰えていくとともに、事務所の存在感も低下。一昨年末、彼女と並ぶ看板タレントの篠田麻里子さん(38)が不倫疑惑スキャンダルに見舞われたことも、痛手となったはずです」(スポーツ紙記者) サムデイの関係者が内情をこう明かす。 「1年ほど前から金銭的に厳しいという声が聞こえてきました。高橋社長は、麻布十番の雑居ビルに入る事務所の家賃について、支払いが難しいと漏らしていたそうです。彼は体調不良を抱えているともいわれており、周囲は心配してきましたが、まさか突然、破産を申し立てるとは思いもしませんでした」 紀香が11月28日、自身のSNSで〈私自身も、大変戸惑っております〉とつづった通り、所属タレントや社員ですら、事前に何も聞かされていなかったようだ。
“ドン”に見捨てられた?
サムデイに所属するファッションデザイナーのドン小西氏(74)はこう言う。 「破産申請の直前、全盛期は会社に10人以上もいたマネージャーが2人しか残っていなかったそうです。とにかく、何年も前から仕事が激減していたのは事実。私が“サムデイに所属しています”と言ったら、“ウチは面倒くさい事務所とは仕事しません”なんて返されてしまうこともありました。今は昔と違い、有力な事務所だからといって、それだけで仕事が取れる時代ではないのです」 紀香は周防氏の寵愛を受けてスターへの階段を駆け上がったとされる。 「けれども、演技の評価が高くなく、代表作に恵まれませんでした。業界では“数字が取れない女優”と言われています」(前出のスポーツ紙記者) さる業界人によれば、 「サムデイの破産申し立ては、“ドン”に守られていたはずの紀香さんの事務所がなくなるという意味でも、業界に衝撃が走りました。彼女が見捨てられたとみる向きもあります。さらには、夫で歌舞伎役者の片岡愛之助さん(52)が稽古中の事故で鼻と上顎を骨折し、今月1日からの舞台を休演する災難に遭いました。今、彼女は踏んだり蹴ったりです」
“オモロイ夫婦”
“悪いことは重なる”とよく言うが、彼女の今後についてベテランテレビマンはこう語る。 「昨年11月に公開された映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』で紀香さんと愛之助さんは結婚後初共演し、コメディーに挑戦しました。ここで二人はネイティブの関西弁で掛け合い、大いに観客を笑わせてくれました。この作品は彼女だけでなく、夫婦にとっての新しい指針を示したといえます」 梨園の血を引いていない愛之助も、大名跡にはかなわない。 「今後は二人で“関西のオモロイ夫婦”として、コメディー映画やバラエティー番組に出演するのも一つの道だと思いますね」(同) 「週刊新潮」2024年12月12日号 掲載
新潮社