【決定版】名作ダイニングチェア16選。椅子選びに迷ったら、これを買えば間違いなし!
5 Knoll「チェスカチェア アームチェア」
ハンガリー出身のデザイナー、マルセル・ブロイヤーによる代表作の1つであるチェスカチェア。スチールパイプ素材を利用したカンティレバー(片持ち)のフォルムが特徴的で、伝統的な職人技によるあたたかみのあるシートと、工業的なスチールのコントラストが美しい椅子です。定番の籐張りのタイプのほか、ファブリックのタイプやアームのないタイプもあり、発表から70年以上経った今でも高い人気を誇っています。
6 ハーマンミラー「イームズ シェルチェア」
1948年にチャールズ&レイ・イームズがデザインした世界初のプラスチックチェア。第二次世界大戦中に開発された成型技術で程よい弾力とカーブを実現させています。2022年には当時のフォルムはそのままに、環境負荷の少ない100%ポストインダストリアル再生プラスチックが採用されました。シート部分のシェルと脚部はさまざまなタイプから好きなカラーやデザインを選ぶことができ、その組み合わせは200万通りにも及びます。
7 カール・ハンセン&サン「VLA26 ヴェガチェア」
特定の建物のためにつくられた椅子が商品化され、それが名作になるケースは多くあります。この椅子もその一例。もともとはデンマークが誇る建築家のヴィルヘルム・ラウリッツェが、コペンハーゲンのヴェスターブロ地区にあるヴェガコンサートホールの室内備品としてデザインしたものです。2022年にカール・ハンセン&サンがヴィルヘルム・ラウリッツェ アーキテクツと共同生産を始めたことで、多くの人の目に触れることとなりました。8脚までのスタッキングが可能という機能性をもちながら、広めの座面とバランスの取れたフォルムによって快適な座り心地をつくり出しています。
8 カッシーナ「スーパーレジェーラ」
「イタリア建築・デザインの父」と称されたイタリアの建築家、デザイナーのジオ・ポンティが、1952年から1957年までの長い歳月をかけてデザインした椅子です。極限まで削ぎ落とされた幅18㎜の三角形フレームを採用し、その重さはわずか1.7㎏と超軽量。さらに座面の籐は、職人によって一つひとつ手編みされています。そのディテールの繊細さと美しさで、 発売から半世紀以上にわたってロングセラーとなっています。