新たな「スポーツエンジン」開発を得意技で推進!内燃機関の新たなステージを切りひらくスバル、トヨタ、マツダの取り組みは「エコ」なだけじゃなかった
マツダ「マルチパスウェイにおけるロータリーエンジンの役割」
「エンジンはどうする?を考えるべき節目の時が来ました」と語る取締役専務執行役員 兼CTO廣瀬 一郎氏。マツダが考えるカーボンニュートラル推進の根幹には、CNFに広く適合した上でパッケージを革新させ、ユーザーに選んでもらうクルマを生むための、ロータリーエンジンの熟成という取り組みがあるようです。 よりコンパクトなユニットを搭載すれば、スタイリングを革新する自由度が広がっていきます。低ボンネット化は空力性能の向上にもつながり、クルマ全体での効率改善が期待できるでしょう。 ハイパワーに物を言わせて振り回すのではなく、そういう「スマートなスポーティ感とカッコよさ」が、追求されることになるのかもしれません。 同時に機構上の特性によって、バイオディーゼルも含めた多彩なカーボンニュートラル燃料に対応可能なロータリーエンジンを電動ユニットと組み合わせることが、エンジンの新たな未来を切り開く可能性も示唆されました。 広島大学との協業が進む「微細藻類ナンノクロロプシスからのバイオ燃料製造」に向けた取り組みも含めて、ハードに限らないカーボンニュートラル事業の広がりにも期待したいところです。
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