シルバーアローがペトロナスグリーンに。メルセデスF1がシンガポールGP特別リバリーを公開
9月18日、メルセデスAMGペトロナスF1チームは9月20~22日に開催される2024年F1第18戦シンガポールGPに、タイトルスポンサーであるペトロナスの創立50周年を記念する特別カラーリングで参戦することを発表。そのリバリーを公開した。 【写真】ペトロナスグリーンが基調となるメルセデスF1のシンガポールGP特別リバリー(サイドビュー) 1974年の創立以来、マレーシア国営企業として石油やガスの供給を行っているペトロナス。モータースポーツの世界でもその名前はおなじみで、国内ではスーパーGT、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパー耐久シリーズなど、さまざまなレースで活躍してきた。 F1でのペトロナスは、2010年にメルセデスがワークスチームとして復帰して以来、現在まで密接な関係を築いてきた。チーム設立当初からタイトルスポンサーを務め、8回連続コンストラクターズチャンピオンと7回のドライバーズタイトルを獲得するのに大きな役割を果たし、メルセデスF1は「これらはすべて、ペトロナスの世界クラスの燃料と潤滑油によって実現した」と述べるほど。 ペトロナスの本拠地マレーシアにもっとも近いシンガポールでメルセデスW15に施される特別リバリーは、ペトロナスの創立50周年を記念し、マシンのノーズとサイドポッドが通常のシルバーから“ペトロナスグリーン”に代えられている。 「素晴らしいカラーリングだ。ガレージでマシンを見ることが待ちきれないし、ハンドルを握るのが待ちきれない!」と語るのは、メルセデスF1で数々の栄光を手にしてきた“サー”ルイス・ハミルトン。 「ペトロナス50周年、おめでとうございます。2013年にチームに加わって以来、ペトロナスはつねに僕たちのそばにいてくれた。彼らは、僕たちが享受してきた成功において非常に重要な役割を果たし、僕が6回のドライバーズチャンピオンを獲得するのを助けてくれた。この重要なレースで、この節目と僕たちの旅路を祝うことができるのは光栄だ」 チームメイトのジョージ・ラッセルは「ペトロナスの50周年を特別カラーリングで祝えるのは素晴らしいことだ。デザインは素晴らしく、このような節目の年に対する素晴らしいトリビュートだね」とコメント。 「タイトルおよびテクニカルパートナーとして、ペトロナスは僕たちがサーキットで行うすべてのことに不可欠な存在だ。彼らの本拠地にもっとも近いレースで、その関係の重要性を認識できることは素晴らしいことだ」 そしてメルセデスF1のCEO兼チーム代表であるトト・ウォルフは「チームとペトロナスのパートナーシップはもっとも長く続いていて、今なお順調だ。私たちはイノベーションとパフォーマンスに対する共通の信念とコミットメントを共有している。そのおかげで、私たちはこの素晴らしい成功を収めることができており、ペトロナスはその中心にいた」と述べた。 「世界有数のエネルギー企業に成長した企業が50周年を迎えることは、信じられないほど素晴らしいことだ。私たちは、2026年の持続可能燃料の導入など、エキサイティングな課題を前に、今後も長年にわたって関係を続けていくことを楽しみにしている。したがって、この特別カラーは50周年を祝うだけではなく、チームの歴史におけるペトロナスの重要性を反映し、私たちがともに歩んできた道のりを称えるものでもあるんだ」 ウォルフ代表、ハミルトン、ラッセルの3名はペトロナス50周年を祝うべく、シンガポールGP終了後の週明けにマレーシア・クアラルンプールのペトロナスツインタワーを訪れる予定とのことだ。 [オートスポーツweb 2024年09月18日]