バーニー・エクレストン、コラピントの2025年F1シート獲得は「間近」と予測!アルピーヌがドゥーハンの契約を解除?マネジメントが真相を語る
元F1最高責任者バーニー・エクレストンは、アルゼンチンの若手フランコ・コラピントが「すぐに」フルタイムのレースシートを得るだろうと考えている。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング】コラピントのランキングは?/第21戦F1サンパウロGP終了後 現代F1の礎を築いてきたバーニー・エクレストンは、ドライバーの才能を見極めることにも長けており、過去にはミハエル・シューマッハなどの電撃移籍を実現させるなど、F1全体の発展に尽力し、F1を魅力的なスポーツとして作り上げてきた。 ■アウディはボルトレートを獲得 アウディ/ザウバーが2025年のセカンドシートにブラジル人の20歳ガブリエル・ボルトレートを起用すると発表した今、アルゼンチン人の21歳コラピントはリザーブドライバーに戻ることが予想されている。コラピントのレースシートの契約は今シーズン末までとなっていて、来年のウィリアムズのシートを確保したのはカルロス・サインツとなっているためだ。 ■コラピントは複数と交渉中 コラピントはシーズン途中でローガン・サージェントに代わって注目を集め、アルゼンチンの商業界でも話題となり、多くのスポンサー企業が支援している。あるファンはXで「フランコに2025年のオファーがないなんて信じられない」とコメントしたが、コラピントのマネージャー、ジェイミー・キャンベル=ウォルターは「誰がフランコにオファーがないと言ったんだ?」と反論した。コラピントのマネジメントが、ここ数週間にわたってレッドブルと交渉していたことは周知の事実だ。 ■レッドブル/RB移籍は消滅? そのレッドブルはコラピントをジュニアチームのRBに入れるか、セルジオ・ペレスの後任としてレッドブル・レーシングに加入させる可能性があると噂されていた。しかしレッドブルは、ウィリアムズが要求したコラピント移籍に伴う契約解除料2,000万ドル(約30億円)を断ったとされている。 さらに、レッドブルがウィリアムズからサインツを引き抜き、コラピントがアレックス・アルボンと共にウィリアムズに残るという説も浮上したが、クリスチャン・ホーナーは「カルロスはウィリアムズにコミットしており、我々の来年の計画には入っていない」と否定した。 エクレストンは「コラピントが今、行き場を失っているのは残念だだが、すぐにどこかで席を見つけるだろう」と述べた。 ■アルピーヌがコラピントと契約してドゥーハンを外す?その真相は? イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が報じた最新の噂では、アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレが、2025年のドライバーとして契約しているルーキーのジャック・ドゥーハンを外し、コラピントをピエール・ガスリーと組ませることを検討している可能性があるという。一部では、すでに契約が交わされているとも言われている。旧知の仲であるバーニー・エクレストンもブリアトーレの手腕を認めていることは有名なことから、この噂が湧き上がってきたことも考えられる。 しかし、コラピントのマネージャーであるキャンベル・ウォルターの『Bullet Sports Managementグループ』の商業部門代表マリア・カタリネウはこの噂を否定し、現状を次のように語った。 「断言しますが、それは事実ではありません。実際にはまだ何も契約は交わされていませんが、フランコをF1に留めるための努力はウィリアムズを含めあらゆる方面から行われています。これが彼らが取り組んでいることです。これは(コラピントと契約をしている)ウィリアムズの問題です。彼らは2025年にフランコをF1に留めたいのです」。