小池都知事が定例会見5月6日(本文2完)デジタル商品券などもありではないか
東京都の小池百合子知事は6日午後、都庁で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事が定例会見(2022年5月6日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2022年5月6日) ◇ ◇
行動してもらうために最も力を入れることは
朝日新聞:私からも電力逼迫への対策に関連することで2点伺わせていただきます。先ほど知事から発表のあったとおり、電力逼迫への備えとして今、HTTへの協力を都民や事業者に呼び掛けておりますが、都民や事業者に意識を変えてもらって当事者として行動してもらうために都として最も力を入れていくことはなんでしょうか。また、関連してもう1点なんですけれども、今回HTTという合言葉を掲げております。これまでも小池知事、コロナ対策などでもさまざまな合言葉を用いてこられましたけれども、このような合言葉を作られる際に知事ご自身が意識していることや工夫していることがあれば教えてください。 小池:【いつも 00:30:35】申し上げているように、現状においてすぐできることと、それから中長期的にしなければならないこと、2030年にカーボンハーフということを申し上げてますけれども、今、なんですか、気候変動なんてことよりも目の前の経済だよという、そういう話もよく聞くんですが、逆にここは、かつてのオイルショックがさまざまな産業を環境へと振り向けた、そしてそれが成長産業になって、例えばハイブリッド車であるとか、太陽光パネルとか、日本経済も引っ張ってきたときがありますよね。今それがまた、いろんなフェーズが変わろうとしている。それを後押し、このフェーズを変える、ピンチをチャンスに変えるような、そういう発想も必要だと思います。
大義と共感とを併せ持ったときに伝わる言葉は
一方で目の前の話は極めて厳しいです。ちょうど3月22日にまん延防止等重点措置が解除されたと思う、そういう日でしたが、その日に飲食店の皆さんが食材などを買い入れて、よっしゃと待っておられたのに、いきなり電気消してくださいみたいな話になったので出鼻をくじかれたことだと思いますが、やはりこれらは1つ1つが重なってエネルギー消費という、そして電力消費ということにつながってきます。ガスも同じであります。そういった中でいろんなインセンティブ、先ほどゼロエミポイントと、これは前からやっていることですけれども、この際だからこそ活用してほしいし、厳しい家計になってくる、電力や、あと小麦関係で食料が上がってきてますよね。多く輸入しているということで円安が直接響いてきます。そういうことで家計を助けるというような補正予算の使い方、生かし方ということになってくるので、先ほどのデジタル商品券などもありではないかと思っています。 キーワードですけれども、やはり前から申し上げているように共感を呼ぶということが必要ですし、またHTTってみんな、何それ、だいたいそこから始まるんですね。何それっていうところから。そこから共感を呼び、かつ大義は今、電力の逼迫、エネルギーの危機ということですから、この大義と共感とを併せ持ったときに伝わる言葉はなんだろうかというふうに研ぎ澄ましていく、そこに尽きるんだろうと思っております。 朝日新聞:分かりました。ありがとうございます。 小池:フジテレビ、小川さん、どうぞ。 フジテレビ:はい、小川です。聞こえますでしょうか。 小池:大丈夫です。