「チップの金額訂正を求められることも…」実はアメリカでも賛否があるチップ文化! 相場はどれくらい?
誰しも一度は聞いたことがあるであろうチップ文化。しかし、実際にどれくらい払えばいいのかわからないひとも多いのではないでしょうか。 【概要資料3枚】チップの費用相場やアメリカでの賛否、払わなくていい場面を要約でサクッと読む アメリカ留学をしていて、実はアメリカでも賛否両論があることや、チップを払わない職種もあるなど、新たに知ることがたくさんありました。 そこで今回は、アメリカでも賛否が分かれ始めたチップ文化について紹介していこうと思います。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
チップいくら払うべき?
アメリカでは、チップの相場は合計金額の15~20%程度だといわれています。 例えば、5ドルのコーヒーを購入した場合、75セントから1ドルのチップを払うということになります。 最近では、カードでの支払いがメインのため、カフェなどではカードの決済端末でチップを何パーセント払うのか選択できるようになっており、自ら計算しなくてもチップを相当額払えるようになっているところもあります。 ちなみに、端末に表示されているチップの割合は15%、18%、20%、 30%のことが多いです。 30%というと5ドルのコーヒーを購入した場合、1.5ドルのチップを払い、最終的に6.5ドルの支払いになります。日本円にして1000円ほどの買い物になります。 円安の状況で留学をしている筆者にとって、チップは苦しい出費です。 レストランなど一部のお店では、自分でチップの金額を記入する必要があります。友人が経験した話ですが、チップの金額を少なめに書いたところ、チップを訂正するよう求められたことがあるそうです。
アメリカ人の中でも賛否両論
日本にいるとチップ文化はなじみがないため、正直払いたくないなと思う人は決して少なくないでしょう。 実は、アメリカ人の中でも「本当にチップが必要なの?」と考えている人は多いようです。 アメリカでできた友だちも、「働く側になればチップは、いいサービスをすればするほどお金がもらえるからいいけれど、払うのをためらうこともある」と言っています。 日本にチップ制度がないことを伝えると、「それでみんながきちんと働いているんだったらいいよね。アメリカの場合、今からチップ制度をなくしたらみんなまともに仕事しなくなるんじゃないかな」とも言っていました。 最近ではスターバックスなどチェーン店でもチップを要求するところが増えてきています。 「レストランのウェイターにチップを払うのは理解ができる。こちらの要望を聞いてサービスをしてくれるからね。でも、スターバックスなんてただ注文を受けてコーヒーを出しているだけじゃないか!」と、アメリカ人ですら最近のチップ事情には納得がいっていない場面もあるようです。