【MLB】 逆転勝利のアストロズが地区優勝決める 直近8年で7度目 最大借金12・10G差から大逆転
【マリナーズ3-4アストロズ】@ミニッツメイド・パーク
日本時間9月25日、アストロズが逆転でマリナーズを4対3で下し、4シーズン連続の地区優勝を決めた。アストロズは3対2とリードされて迎えた5回、ジェイソン・ヘイワードが2ラン本塁打を放って逆転。エースのフランバー・バルデスが5.2回3失点の粘りの投球を見せると、ブライアン・アブレイユ、ライアン・プレスリー、ジョシュ・ヘイダーからなる勝利の方程式が試合を締めくくり、アストロズは4対3で勝利した。アストロズのバルデスが15勝目(7敗)。マリナーズはエースのローガン・ギルバートに大事な一戦を託したが、ギルバートは3本塁打を浴び、12敗目(8勝)を喫してしまった。 【動画】ドジャースから途中加入のジェイソン・ヘイワードが大仕事!地区Vを手繰り寄せる逆転2ラン 負けたら目の前で地区優勝、さらに逆転でのプレーオフ進出に向けてもう負けられないマリナーズは、1点ビハインドの2回に6番ホルヘ・ポランコが16号同点ソロを放つ。3回にも4番ランディ・アロザレーナと再びポランコのタイムリーが飛び出し、3対1と逆転する。エースのギルバートにとって十分なリードかと思われたが、4回にアストロズの2番カイル・タッカーに23号ソロを浴びて1点差に。さらに5回、8番ヘイワードに10号逆転2ランを浴びて万事休す。マリナーズ打線はアストロズのブルペンからは再三チャンスを作った。6回には一死2・3塁、8回には二死1・3塁のチャンスで共に8番J・P・クロフォードが三振を喫し、同点に追いつけなかった。 アストロズは球団史上13回目の地区優勝を達成。2017年からの8シーズンで7回目の地区優勝と、黄金期はまだまだ続いている。ただ、今季のアストロズはかつてなく苦戦した。最大12の借金を抱え、5月12日時点では地区最下位に沈んでいた。6月19日時点では首位マリナーズに10ゲーム差を付けられていた。しかし、トレードデッドラインにおける菊池雄星の獲得も転機となり、シーズン終盤にはそれまでアキレス腱だった先発ローテがリーグ最高峰の布陣に変貌。終わってみれば、2位マリナーズに5ゲーム差をつけて余裕をもった地区優勝だった。 敗れたマリナーズは4試合を残し、プレーオフ圏内まで2.5ゲーム差と状況は厳しくなっている。アストロズ、アスレチックスとの残り試合は文字通り負けられない試合となり、ワイルドカード2・3位のタイガースとロイヤルズの敗戦も祈る必要がある。