モントーヤの”推し”は角田裕毅 レッドブルがペレス解雇なら「ツノダが自動的な選択肢」「コラピントはない」
すでに2025年のエントリーリストも発表されたF1は、オフシーズンに突入した現在も、レッドブルのシートの行方が大きな注目を集めている。 【動画】マシンが大破したハンガリーGP予選での角田裕毅のクラッシュシーン シーズン中より議論されてきたセルジオ・ペレスの来季の去就がいまだにはっきりとせず、首脳陣からの結論は現在も出ていない。後任候補にも、セカンドチームのレーシングブルズ(2025年より名称変更)所属の角田裕毅や今季途中よりグランプリを戦ったリアム・ローソンらが挙げられている。 レッドブルの動向に多くの関係者も関心を寄せる中、2001年からウイリアムズ、マクラーレンでF1キャリアを積み、通算7勝を挙げたファン・パブロ・モントーヤ氏もこの件に言及しており、英メディア『PLANET.F1』がコメントを伝えている。 現地時間12月14日、同メディアではモントーヤ氏がスポーツベッティングサイト『INSTANT CASINO』でのインタビューに答えた内容を紹介。その中でモントーヤ氏は、「6月にペレスと新たに2年契約、あるいは1年契約+オプション契約を結んだと聞いている。解約条項がないとも言われているが、適切な額を払えば誰でも解約可能だ」とペレスの契約内容について見解を示している。 またその一方では、「個人的にはメキシコやラテン市場におけるペレスの影響力は、レッドブルの売上にとって非常に大きいと思う。だから、スポンサーなどを含めてペレスがもたらす収益を失ってまで、未知数の選手を起用するのは理にかなっていない」とドライバー交代についての持論を展開。 さらに、ペレスの解雇となった場合での後任については、「フランコ・コラピントをレッドブルに入れることはないと思う。もし彼を起用するなら、小さい方のチーム(レーシングブルズ)に入れるだろう」と主張。その上で角田、ローソンのいずれかと予想するモントーヤ氏は、「レッドブルのトップチームに関しては、成熟度を考えればツノダが“自動的な”選択肢になるだろう」と断じている。 また他にもモントーヤ氏からは、角田昇格のケースで空いたレーシングブルズのシートには、ローソンと育成組織所属のアイザック・ハジャーが乗ると見通しているものの、「しかしこれはあくまで仮定の話で、レッドブルが多額の違約金を支払う覚悟がある場合に限るだろう」などとも語っている。 モントーヤ氏の見解の通り、角田のレッドブルでのドライブはみられるのか。いずれにせよ、今後下されるチーム首脳陣の決断はそれぞれのドライバーはもちろん、レッドブルグループの未来にも大きな影響を及ぼすはずだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]