ソニーの新型冷却デバイス「REON POCKET 5」を実際に試してみた! 確かに冷たいけど……
確かに首元はよく冷える! ただし実稼働時間は4時間程度……
実際にREON POCKET 5を真夏日の屋外で使用してみました。すると、確かに冷却面がとても冷たくなるので、首元を局所的に冷やすことは可能です。ただし、これで快適に過ごせるかと言われると少し微妙……。冷えるのは冷却面が当たっている部分だけでそれ以外は冷えません。 たとえば、「冷えた缶ジュースをずっと首に当てている感覚」と言ったら分かってもらえるでしょうか? また、体表面しか冷やせないので首周りの血管が冷える感じもなく、残念ながら劇的な効果は感じられませんでした。 しかも、今回はオートにして使っていたこともあり、屋外が暑すぎて常にフル稼働していたようです。そのため、実稼働時間が4時間ほどしか持たなかったのも残念です。バッテリーが切れると一瞬で冷たさがなくなるため、バッテリーが切れた瞬間がハッキリと分かります。ただし、外出先でバッテリーが切れても、モバイルバッテリーがあれば充電できるのは便利だと感じました。 もちろん、PCM素材のネッククーラーはせいぜい20~30分くらいしか持たないので、REON POCKET 5のほうが何倍も長持ちします。また、ネッククーラーのように目立たず、リュックを背負っていても使えるのがいいと思います。 さらに、「AUTO START/STOP」機能をオンにしておけば、アプリを起動することなくREON POCKET 5が使えるので、暑いと思ったときに装着するだけですぐ使えるのは便利でしょう。なお、REON POCKET 5の説明書にも記載があるとおり、熱中症を予防できるほどの効果はないので、真夏日に屋外で使用する際は、必ず帽子や日傘なども併用してください。 いかがでしょうか? 今回は、実際に「REON POCKET 5」を購入して、真夏日に2日間使用してみました。REON POCKET 5は冷却面を肌に直接押し当てる構造なので、ハンディ扇風機よりもはるかに清涼感を感じられました。ただし、PCM素材のネッククーラーのように首周りの血管を冷やせるわけでもなく、2万6,800円の価値があるのかと言われると、正直微妙なところです。 また、猛暑日に使うとフル稼働してバッテリーが4時間程度しか持たないのはがっかりしました。もし、屋外で長時間外で使うなら、モバイルバッテリーは必須ですね。 ※文中の価格はすべて税込みです。
すずきあきら