訴追の水原容疑者 “発覚”で…「もう終わりだ」 当局「大谷選手は被害者」 賭博業者との生々しいやりとりも…訴状に
訴状では、水原容疑者と賭博業者の生々しいやりとりも明かされています。 水原容疑者が送ったメッセージ ●2021年9月24日ごろ 「四六時中試合があるサッカーに賭けて遊んでる」 ●2022年1月15日ごろ 「クソッ全部失ったよ。賭けに使える金を5万ドルあげられないかきいてもらえる?」 ●2022年11月14日ごろ 「俺はスポーツベッティングに向いてないんだ。俺が金を払わないかを心配することはないよ」 去年6月には賭博業者に“賭けに使える金をあげられないか”連日のように懇願していました。 水原容疑者が送ったメッセージ ●2023年6月ごろ 「本当に最後の最後…」 一方の賭博業者側からは、去年11月に「なぜ電話に出ないんだ? 今ニューポートビーチで(大谷選手が)犬の散歩をしているのを見かけたよ。どうしたら君と連絡が取れるか聞いてみようか」と、“脅迫”めいたメッセージが送られていたといいます。
そして今年3月、“違法賭博”が報じられると…。 水原容疑者が送ったメッセージ(今年3月) 「実を言うと大谷の口座から金を盗んだ。もう終わりだ」 大きな進展を迎えた水原一平容疑者の違法賭博事件。捜査当局は今回の会見で、水原容疑者と大谷選手の数千回にも及ぶやりとりを検証したと明かし、大谷選手は被害者だと強調しています。 銀行詐欺の疑いで訴追された水原容疑者は、13日にもロサンゼルスの裁判所に出向くということです。 カリフォルニア州を含む4州で弁護士資格を持つ吉田氏は…。 在米17年 国際弁護士 司法省と対峙(たいじ)経験あり 吉田大氏 「今回本丸、二の丸を行くために、水原氏の件は迅速に解決したい意思が感じられる。司法取引を行い、最大30年の懲役および100万ドル以下(日本円1億5000万円)の罰則をどれだけ減軽してくれるかという交渉が、当局と水原氏の弁護士で行われると思います」 ただ金額と手口から、どこまで量刑が変わるかは見通せないということです。