訴追の水原容疑者 “発覚”で…「もう終わりだ」 当局「大谷選手は被害者」 賭博業者との生々しいやりとりも…訴状に
日テレNEWS NNN
ドジャース大谷翔平選手の元通訳、水原一平容疑者が訴追されました。訴状には、負けがかさみ、賭け金をあげていく様子など、賭博業者との生々しいやりとりの詳細が記されていました。
世界に衝撃を与えたニュースは、このまま“終結”へと向かうのか。 連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日) 「つい数分前に提出された訴状では、水原一平容疑者は大谷選手から1600万ドル以上を盗んだ銀行詐欺の疑いで訴追された。大谷選手はこの事件では被害者とされている」 6年もの間、公私にわたりともに歩んできた“スター選手”と“専属通訳”。違法賭博事件をめぐり、2人の関係は“被害者”と“容疑者”に…。 日本時間12日、アメリカの捜査当局は、水原一平容疑者を銀行詐欺の疑いで訴追したと発表。捜査当局によると、水原容疑者は大谷翔平選手の口座に無断でアクセスし、違法賭博の借金返済のため不正送金した疑いがもたれています。 その額は、当初報じられていた6億8000万円を大きく上回り、24億5000万円以上にのぼるということです。なぜ、それほどの大金を水原容疑者は大谷選手に気づかれることなく送金することができたのか。 連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日) 「水原容疑者は口座の開設を手伝ったので、それを利用して口座にアクセスした。水原容疑者は大谷選手を利用するために、その信頼関係を悪用した」 2018年、通訳として大谷選手の口座開設に立ち会ったという水原容疑者。それを悪用し、口座にアクセスしたとみられます。
訴状によると水原容疑者は、違法賭博業者に送金するため銀行に電話をかけたことも。そのときには大谷選手になりすまし、自動車ローンのためと説明していたといいます。また銀行からの通知は、水原容疑者に届くよう細工していたということです。 2021年から違法スポーツ賭博に手を出したとみられる水原容疑者。大谷選手の口座から送金していた一方で、勝ったときの払い戻しは自身の口座に入金されていたといいます。 連邦検事(米・ロサンゼルス 日本時間12日) 「時間の経過とともに、水原容疑者の賭けは頻繁に行われるようになり、賭け金も大きくなっていった。水原容疑者は相当な金額を失ったが、何度も何度も賭け続けた」 水原容疑者が、2021年12月から今年1月までの約2年間で行った賭博は、わかっているだけで約1万9000回。1日平均およそ25回賭けをしていたといいます。あわせて62億円ほどの損失を出していたということです。