愛知県・大村知事が定例会見6月8日(全文2完)有識者会議の設置は考えていない
唾液による検査は優先度が高くなるのか
名古屋テレビ:すいません、名古屋テレビです。唾液の検体検査っていうのは、今後それが導入されたとして、これまでやってた咽頭ぬぐい液とか鼻から採るものよりも優先度としては高いものになっていくっていうことなんでしょうか。 大村:先に申し上げますと、発症から9日目までは、9日目までの方はウイルスの量は唾液でも、鼻の奥、喉においても変わらないというデータが報告されておりますので、発症から9日目までの軽い方については、むしろ唾液のほうが、これを採る労力が非常に少なくて済みますから、こちらはそちらのほうに切り替えていくということになろうかと思います。そうすれば、これ自分で採れます、すぐ採れますので、そういう意味では検査件数を増やすことができますのでね。そういう形でやっていくと。 ただ10日目以降とか、中等症状、もうすでに重い方、そういった方はやはり病院に入っていただかないかんということがありますので、そういった方は今までどおりのやり方でやっていくということを使い分けていくということではないかというふうに思ってます。 名古屋テレビ:引き続きなんですけども、これまでの検査ですと、検査する側がいて、検査される人がいて、その場で一致してるから、まずそのもの自体に信頼性があると。で、唾液の検査を自分で採って出してみるってなると、その人の、本当にそれを出してるかというところでチェックできないのかなと思うんですけど、そこら辺の信頼性の担保ってどういうふうにして。 大村:というか、しかしそれは、あれですよね。自分の病気の検査するわけですから。それはご本人が、それもお医者さんを相談して、医師の判断であなたはじゃあこのPCR検査を受けましょうねと、受けなさいと言われて、はい、分かりましたといって、これを、検体を採る容器を持っていって、別にそこで採ってもいいし、家に帰って採ってもいいしということなんで、それは自分のものですから、それはきちっとやるということではないでしょうか。 ですから、もしそれ、うまくあれが出なければ結果がないということですから、でも自分のことですから、それはしっかりやっていただくということじゃないでしょうか。そういうことは、ここに唾を出すだけなので、そう難しいことじゃないんじゃないかというふうに思います。