【時系列でわかる⑫】ハマス側、エジプト提案の“終結計画”拒否~ロイター通信(16日~25日)
■12月20日 米国務長官、イスラエルによるガザ地区での軍事作戦“規模縮小を”
アメリカのブリンケン国務長官は20日、記者会見し、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦の規模を縮小させる必要性を改めて訴えました。 アメリカ ブリンケン国務長官 「紛争の激しさがより低い段階に移行することは明らかであり、移行する必要がある」 ブリンケン国務長官は会見で、イスラエルによる軍事作戦について、イスラム組織ハマスの幹部に的を絞った攻撃に規模を縮小すれば、「民間人の被害は大幅に減る」と強調しました。 一方、ウクライナへの軍事支援の予算について「必要な資金は、ほぼ底をつき時間も残りわずかとなっている」として、議会に対し追加予算を早急に承認するよう訴えました。 アメリカ議会は、与野党の対立から追加予算案の年内承認を断念していて、年内にも予算が枯渇する可能性が高まっています。
■12月20日 イスラエル軍、軍事作戦の正当性主張 ガザ地区の死者2万人超…“住民の半分が飢餓状態”
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区の死者が2万人を超える中、イスラム組織ハマスのトンネルが民間施設の近くで見つかったとして動画を公開し、軍事作戦の正当性を主張しました。 AFP通信は20日、ハマス側の発表としてガザ地区での死者が2万人に達したと報じました。WFP=世界食糧計画はガザ地区では食料や水、シェルターが不足し、住民の半分が飢餓状態だとしています。 国際社会からの批判が強まるイスラエル軍は21日、民間施設の近くでハマスのトンネルの入り口を見つけたとする映像を公開しました。ハマスが民間施設を「隠れみの」にしているとして、軍事作戦の正当性を改めて訴えた形です。また、ハマス幹部の自宅でもトンネルの入り口が見つかったなどとして、映像を立て続けに公開しています。
■12月20日 ハマス指導者、カイロを訪問 エジプト政府高官らと戦闘一時休止など協議の予定 ガザ地区の死者2万人に
イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザ地区で死者が2万人に達しました。 AFP通信は20日、ハマス側の発表としてガザ地区での死者が2万人に達したと報じました。 WFP(=世界食糧計画)はガザ地区では食料や水などが不足し、住民の半分が飢餓状態だとしています。 国際社会からの批判が強まるイスラエル軍は21日、民間施設の近くでハマスのトンネルの入り口を見つけたとする映像を公開しました。ハマスが民間施設を「隠れみの」にしているとして、軍事作戦の正当性を改めて訴えた形です。 こうした中、戦闘の一時休止に向けた動きとして、AFP通信などによりますと、ハマス指導者のハニヤ氏が20日、エジプトのカイロを訪れました。エジプト政府高官らと、戦闘の一時休止や人質と捕虜の交換などについて協議を行う予定だということです。