手土産はいつ渡すのが正解?いつまでに挨拶に行くべき?【お正月の挨拶のマナー】大人の品格マナー講師・末永貴美子さんインタビュー
親族やお世話になった方を訪問してご挨拶をする機会が多いお正月。年初めだからこそ、マナーを守って失礼のないご挨拶をしたいものですが、意外と間違えやすいルールがあるようです。相手との良い関係を長く続けるためにも、これを機に正しいマナーを身につけませんか? 「大人の品格マナー」の講師である末永貴美子さんに【お正月の挨拶のマナー】を聞きました。
目次 1.ご挨拶に行くタイミングは? 2.訪問日時を先に伝えたほうがいい? 3.ご挨拶に伺う時間帯は? 4.どんな服装で行くのがいい? 5.玄関先でコートは脱ぐべき? 6.手土産の渡し方は? 7.もし家に上がるように言われたら…?
ご挨拶に行くタイミングは?
お正月のご挨拶は、「松の内」と言われる時期に伺うのが基本です。松の内とは、元日からから歳神様が帰られるまでの期間を指します。地域によって異なり、一般的に、関東では1月7日まで、関西では1月15日までと、関西のほうがやや長めです。しめ縄・鏡餅などのお正月飾りを飾っておく時期でもある松の内は、“お正月感”を感じられるタイミングでもあります。 ご挨拶に伺う際、元日は避けたほうがいいのでは? と聞かれることもありますが、お互いの都合もありますし、親戚同士や長いお付き合いの中での関係性もあるでしょうから、訪問する日時は相手に相談するのがいちばんです。
訪問日時を先に伝えたほうがいい?
お伺いする日時は、あらかじめ相手に伝えておくのがいいですね。アポなしの訪問は失礼にあたりますので、避けましょう。基本的に、新年のご挨拶は玄関先で行い、長居しないのがルールです。 相手がお年玉を準備しているような場合は、「家族4人で顔だけ出させていただきます」など、誰が行くのかを事前に伝えておくのも良いですね。
ご挨拶に伺う時間帯は?
訪問する時間帯に決まりはありませんが、ご迷惑のない時間帯にお伺いするのがマナー。早朝や夜間、食事の時間帯は避けるのが常識的といえます。
どんな服装で行くのがいい?
その年も1年間お世話になることをご挨拶する場ですから、きちんと見える格好で伺います。あまりにもカジュアルな服装は避けたほうがいいでしょう。