ランチで友人が400円の「ドリンクバー」を注文したら、店員さんに「グループ全員の注文が必要です」と言われた!「回し飲み」するつもりがなくても、全員注文する必要はある?
ランチメニューを頼むと、セットでドリンクバーを付けられるお店もあります。ドリンクバーは自分が好きなドリンクを好きなだけ楽しめるので、注文する人もいるでしょう。ただ、同席者のうち1人でもドリンクバーを注文した場合、ほかのメンバー全員もドリンクバーの注文を求められることも。 このようなとき、「自分はドリンクバーを注文したくないのに」と不満に感じるかもしれません。本記事では、ドリンクバーは全員注文する必要があるのかについて解説します。 ▼セルフレジになったら「客に仕事をさせるのか!」と暴言を吐かれた! 仕事だし我慢するしかないの?
ドリンクバーとは?
ドリンクバーは、一定の料金を支払うことで、店舗内に設置されたソフトドリンクやコーヒーなどを自由に楽しむことができる飲み放題サービスのことです。提供される飲み物の種類は店舗によって異なりますが、一般的にはジュース、炭酸飲料、コーヒー、紅茶など、多くのドリンクが用意されています。 主なチェーン店のドリンクバーの税込料金は次の通りです(2024年12月3日時点。ランチドリンクバーの料金、なければ通常のドリンクバーの税込料金を記載)。 ●サイゼリヤ:100円(セット) ●ココス:319円(セット)、429円(単品) ●ジョナサン:209円(セット) ●デニーズ:418円(セット)、561円(単品) ドリンクバーの料金は店舗ごとに異なりますが、食事とのセットで100~400円前後、単品で500円前後です。数百円で好きな飲み物を好きなだけ楽しめるため、魅力的に感じる人も多いでしょう。
「全員注文」がルールになっている店も
友人がドリンクバーを注文していても、「自分は水で足りる」とドリンクバーを注文しない人もいるかもしれません。ただ、店舗によっては「ドリンクバーはグループ全員の注文が必要」ということをルールにしていることもあるため、注意が必要です。 このようなルールが設けられている理由の1つに、「お店の利益を守る」ということが挙げられるでしょう。ドリンクバーは何度でもおかわりができるシステムです。1人分の料金で複数人が飲み物を共有する「回し飲み」が発生すると、お店は大きな損失を被ることになります。 例えば、ある店舗でドリンクバーが1人400円だとします。グループ5人のうち1人だけが注文し全員でその飲み物を共有した場合、お店側は本来2000円で提供するはずのサービスを400円で提供していることになります。ドリンクバーは飲み物の原価や設備の維持費がかかるため、このような利用が続くと経営に悪影響が及びます。 ドリンクバーのシステムを悪用する人ばかりとは限りませんが、「ドリンクバーはグループ全員が注文する」というルールを設けることで、公平性を保ち、お店の経営を守っているのです。