竹田麗央の最新クラブセッティング。平均飛距離も263ヤードでツアー1位! 飛ばして勝つのが“麗央流”
今年のバンテリンレディスで初優勝を飾り、そこから破竹の勢いで8勝。メルセデス・ランキング1位で年間女王に輝いた竹田麗央の最新セッティングを紹介する。 年間女王・竹田麗央の最新クラブを1本ずつ写真でチェック! ウェッジはそこで打っているんだ!!
パター以外のクラブは契約するダンロップ製を使用している。ドライバーはZX7 MkⅡのLSプロトでロフトは9.5度。シャフトは今シーズン一貫してツアーAD UBの5Xを挿していた。 国内最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップの練習日に撮影した際は、ニューモデルのスリクソンZXi LSをバッグイン(冒頭のセッティング写真)。10月の三菱電機レディスではこのZXi LSでプレーしたが、以降の試合はZX7 MkⅡ LSプロト(単体写真)に戻していた。最終戦は試合直前までどちらにするか考えていたようだが、結局、今年優勝を重ねたZX7で戦った。
3W、3U、4Uはスリクソン ZX MkⅡを使う。シーズン序盤は5Wや2Uを試す時期もあったが、中盤以降はこの3本に固まった。2本のUTはツアーAD DI HB。
アイアンは5IがZX5 MkⅡ、6I~PWがZX7 MkⅡのコンボセッティング。PWと9Iはロフト以上に飛距離差があり、約15ヤード開いていたが、PWのバックフェースのトウとヒールに穴を空けて軽量化、シャフトも0.25インチ長くして9Iとの差を10ヤードに詰めたそうだ。
ウェッジはクリーブランドのRTX6 ジップコアの50度・54度・60度の3本態勢。50度もPW同様バックフェースのトウとヒールに穴を空けてキャリー距離の調整。飛距離の出る竹田は、2打目にPWや50度を使う機会も多く、この2本の距離感がスコアメイクの生命線であり、穴を空けて軽量化する調整が見事成功したといえる。
シーズン前にいくつかのパターを試しながら、今年は開幕からこのパターを使っている。「転がりが良く、距離感も自分に合う」と竹田。平均パット数(パーオンホール)は1.75と国内ツアー全体で3位。来季のUSLPGAツアーの出場権を得ている竹田。米ツアーでの活躍に期待。