温泉とサウナが苦手だった小祝さくら、「最近、その良さに気づき始めました」。その理由は?
女子ツアー黄金世代の実力派にして天然キャラクター・小祝さくら。そのゴルフ回路を覗く異色エッセイ。第45話、温泉、サウナが好きになり出した理由。
小祝さくらは、温泉が嫌いだった。「お風呂が苦手で……というより熱いお湯が苦手なので、温泉が嫌いだったんです。北海道には温泉がたくさんありますけど、昔から全然行っていませんでした」 なぜ、真夏の暑い日々が続くなかで、こんな〝熱い〟話をするのかというと、〝疲れ対策〟を聞いていたからである。試合をほぼ休まず毎週出場し、〝鉄人〟と言われる小祝も、年々疲れやしんどさは感じるようになっているのだという。 「やっぱり疲れはたまるようになってきちゃって。年齢的なものだと思います。練習も前ほどはやっていなくて、月曜日はトレーニングだけにしているにもかかわらず、しんどくなってきていて……もちろんできる限りは頑張りたいと思っているんです」 そこで、温泉である。「最近は温泉のよさに気付き始めたんです。昔は、温泉の何がいいんだろうと思っていたんですよ。こんなに熱い思いをして入るなんてって。でもやっぱり疲れなんかがたまってくると、温泉で疲れを取りたいという気持ちがちょっと出てきました。特に寒い日のラウンドのあと。秋口の極寒の日や豪雨などで寒くなってしまった日は、今すぐに温泉に入りたいという気持ちになったりするんです」
実は最近、サウナにもちょっぴりハマっているらしい。「サウナも絶対に嫌だったんですよ。小さいときから、あんなアッツい、苦しいなかに入るなんて何なのかな、と思っていたら、最近は逆に、行く時間があるなら行きたいなという気分になっているくらいなんです。ふふふ」 どうやら、仲良しの女子プロなど、誰かが「いいよ!」と言った影響もあるようだ。もしかして、流行っているから? 「そうですね、サウナ、流行ってますよね。あの、何でしたっけ、あのすっきりすることを表す言葉……あ、『整う』。サウナで本当に整うということがわかって。すごくいいなって思います」 サウナに入り、水風呂に入り、椅子などに座るという一連の〝サ道〟のお作法を行い、整うらしい。 「サウナって、場所によって温度が全然違いますよね。熱すぎるところは苦しすぎて〝闘い〟みたいになるんですけど、その整ったときの爽快感とかはやっぱりよかったです。あまり時間がないので、なかなか行けないんですけど」 温泉では、特にシュワシュワした炭酸泉が好きだ。「疲労とか足のむくみとかが取れる気がします。ぬるめの設定なのがいいですよね。試合で宿泊するホテルに意外とあったりするんですよ。おすすめです」。こうして小祝さくらは、嫌いだったものもひそかに取り入れながら、今週も頑張って試合に挑む。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月13日号より(PHOTO/Hiroyuki Okazawa)
週刊ゴルフダイジェスト
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