【国民健康保険料】高すぎる?所得500万円で保険料年額が70万円以上になることも
国民健康保険だけで十分?現代に必要な民間保険とは
国民健康保険料を納めているから、民間の保険が不要という考え方もあります。しかし、一概にそうとは言い切れません。 高額療養費制度等は万が一の病気やけがに備えることができますが、治療が長期化してしまう三大疾病等の病気はやはりカバーしきれません。 貯金や資産が何千万とお持ちの方は確かに民間保険は不要かもしれませんが、一般的な世帯の方は最低限の医療保険には加入しておくことをおすすめします。 ガンのように治療が長期化する病に備えておけば、万が一のことがあってもある程度は安心できるでしょう。
国民健康保険料の値上げに対して私たちができること
公的な健康保険制度がなくなることは、今の日本では考えられません。この制度があるがために救われている命もたくさんあります。 しかし、保険料が家計を圧迫している現状は何とかしたいと思うところでしょう。この問題を解決するために今の私たちができることは、どんなことでしょうか。 無駄な医療費の抑制、後期高齢者社会の打開策、医療従事者の増員や給料面の増加など、課題はたくさんあります。 国民健康保険料問題は、単に保険料の負担という問題にとどまらず、日本の社会保障制度全体に関わる大きな課題です。 私たち一人ひとりが課題意識を持ち、解決策について考え、声をあげていくことが重要です。 国民健康保険制度は、私たちの健康を守るための大切な制度です。 公的制度を他人事の問題とはとらえず、常に当事者意識をもって今の自分ができることを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・名古屋市「令和6年度 名古屋市国民健康保険料 概算早見表」 ・厚生労働省「国民健康保険の保険料・保険税について」
杉田 有毅