北朝鮮 2日連続で韓国戒厳を報道=「混乱深まっている」
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮メディアは12日、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領による「非常戒厳」宣言と解除、その後の弾劾訴追を巡る政局を2日連続で伝えた。 対外向けの朝鮮中央通信と、内部住民向けの朝鮮労働党機関紙・労働新聞は同日、「尹錫悦傀儡(かいらい)の弾劾を求める抗議の声が連日高まり、政治的な混乱が一層深まっている」と報じた。 北朝鮮メディアは5日から尹大統領に関する報道をしていなかったが、11日に非常戒厳を巡る混乱などを初めて報じた。 同通信は「各地で尹錫悦の弾劾案推進、内乱犯罪者の処罰などを求め、ろうそく闘争が続いている」とし、全国でデモが行われたと伝えた。10日の国会本会議で非常戒厳宣言の真相究明に向けた常設特別検察による捜査要求案と尹大統領ら8人の迅速な逮捕を求める決議案が可決されたことも紹介した。 尹大統領が内乱容疑で被疑者として立件され、出国禁止にされたことや、大統領室と軍合同参謀本部などを対象に家宅捜索が実施されたことなど、尹大統領らに対する捜査状況も詳しく伝えた。
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