「入居者が決まらない」というストレスから解放…運営会社に丸投げでも利益を得られる「国」と「物件の種類」は?【海外不動産投資のプロが解説】
海外不動産投資の一口にいっても、どの国・どの物件にするか、選択肢はさまざまです。そんななかで海外不動産投資に精通する町田健登氏がおすすめするのが、「フィリピン」で「ホテル」に投資するというもの。本記事では、町田健登氏の著書『フィリピン不動産投資術 ~月6万円から始められる年利8%のホテル投資のコツ~』(ビジネス教育出版社)より一部抜粋、編集して、その理由を解説します。 【早見表】年収別「会社員の手取り額」
フィリピンで「ホテル投資」がベストと考える理由
フィリピンは国全体が成長しているため、フィリピン不動産購入には大きなチャンスがあるというのが私の考えです。 ただ、ここで大切なポイントがあります。「フィリピン不動産ならどんな物件でも良い」というわけではありません。あらゆる角度から多面的に判断した結果、多くのフィリピン不動産の中でも、私は「ホテル物件への投資」が良いと考えています。 その理由の一つに、住民のトラブル対応などの管理が不要な点があります。通常の居住用不動産の場合、家具や水道が壊れた場合に対応が必要になります。さらに、海外不動産の場合、壊れた家具の修理や買い換えに関しても、管理会社からの不当な高額請求を受けるリスクがあります。 その点、ホテルの場合、トラブル対応や家具の購入もホテル側が対処してくれます。宿泊客のニーズを満たしたハイセンスな家具を選んでくれることでしょう。このように、竣工してしまえばホテルが稼働する限り、オーナー側でやる作業は特にありません。 そして、大きな魅力は「ストレスフリーである」ことです。住民トラブルに対応する必要がないだけでなく、収入面でも精神的な安定が得られます。プロフィットシェア型のホテルでは自身の部屋が空室か満室か関係なく、ホテル全体の稼動率に応じて家賃を得られます。 つまり、居住用不動産やオフィスのように、「入居者の客付けに苦戦し、ずっと支払いだけが続き収入を得られない」という精神的負荷がないのです。ホテルの場合、当然ながら宿泊客はホテルが集めてくれます。 そのため、オーナーが客付けする必要がありません。「なかなか入居者が決まらずに、家賃が3カ月入らなくて焦ってきた…」といった不安がないのです。この精神面のメリットは、すでに居住用不動産のオーナーの方にとっては、理解して頂けると思います。