「ドラ1」がまさか…1軍出場なしに終わった元逸材(4)かつては巨人・小林とバッテリーも
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな注目が集まる。入団時は栄光を掴んだかのようにみえるが、中には期待に応えられず、実力を発揮できないまま球界を去った選手も多くいる。ここでは、一軍出場なしで戦力外通告を受け、NPBを去った2010年以降のドラ1選手を紹介する。
柿田裕太
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/88kg ・生年月日:1992年8月27日 ・経歴:松本工高‐日本生命 ・ドラフト:2013年ドラフト1位 ドラフト1位で3球団が競合するなど、大きな期待が寄せられた柿田裕太。ところが、まさかの一軍登板なしでプロの世界から離れる結果に終わった。 社会人の強豪・日本生命で主戦投手として活躍し、即戦力の評価を高めると、2013年ドラフト会議では、3球団が1位指名。抽選の末、横浜DeNAベイスターズが交渉権を獲得した 即戦力と大きな期待を受けた柿田は、ルーキーイヤーから春季一軍キャンプに帯同。ところが右肘を故障し、開幕前に戦線を離脱した。同年は二軍で13試合に登板し、7勝5敗、防御率3.93を記録。 その後も一軍昇格を果たせず、ファームでの生活が続いた。プロ4年目の2017年は、二軍でも5試合登板、防御率14.54と散々な結果に終わり、同年オフに戦力外通告を受けた。 再起をかけて12球団合同トライアウトに参加し、好投を見せたが、移籍先は決まらず。4年間で一軍マウンドに立つことなく、現役引退となった。
ベースボールチャンネル編集部