なぜ服がたくさんあっても<今日着たい服がない状態>になるのか?10着しか服を持たないミニマリストYouTuber「オススメは<シンプルな基準>を持つこと」
◆着なくなった理由 着なくなった理由はたくさんあります。 *サイズが合わなかった *自分に似合わなかった *着心地が悪かった(シワになりやすい、動きにくい) *飽きてしまった *デザインが古くなった *修復が必要(シミ・ほつれ・毛玉・ボタンが取れている) *手入れが億劫(手洗いのみ、形が崩れやすい) *ホコリが目立ちやすい(着る前に粘着ローラーが必要)などなど…… これらの理由を抱えた服は、そもそも気持ち良く着られるはずがなかったのです。 「高かったし……」「いつか着るかも……」「まだ着られる……」など、手放さない理由はいくらでも出てきますが、着ていない現実に目を向けると、お気に入りとは言えない点がいくつもあることに気がつきます。 また、着なくなった服を部屋着に回すことがありますが、それでは部屋着が増えていくだけで、クローゼットの整理にはつながりません。 部屋着へ降格させるのではなく、状態がキレイなモノであれば、フリマアプリやリサイクルショップを活用すると良いでしょう。 おしゃれが好きな方は、服を減らすとおしゃれの楽しみを損なうのではないかと心配してしまうかもしれません。 しかし、お気に入りの服だけが揃ったクローゼットになると、着る服を選ぶ楽しみが増していきます。 むしろ、「イマイチかも」と思うようなコーディネートが少なくなり、より洗練されたスタイルを楽しめるようになるのです。
◆遅かれ早かれ着なくなる服 服の枚数が多いと、「お気に入りの服」「そこまでお気に入りではない服」というように、知らず知らずのうちに優劣をつけてはいませんか? クローゼットが圧迫されて整理に困っている方は、「お気に入りの服」よりも「そこまでお気に入りではない服」が圧倒的に多くのスペースを占領しているかもしれません。 「着ないともったいない」という理由でしぶしぶ着ているけれど、そこまでお気に入りではない服は、そのうち「着ない服」になる予備軍です。 そして、着たいと思える服がなくなっていくので、また新たに服を買ってしまう……という悪循環が生まれます。 たくさん買ってたくさん手放すのではなく、お気に入りの服だけを残していくことが大切です。
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