ゴルフ一家で育った小俣柚葉 おばに続き「米女子ツアーに絶対行きたい」
◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 2日目(5日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6589yd(パー72) 【画像】おばの小俣奈三香 5位から出た小俣柚葉は2バーディ、2ボギーの「72」でプレーし、通算2アンダー12位に後退して最終日を迎える。「パットも入らなくて、バーディが欲しい場面で取れなかったのが悔しい」と振り返った。 小俣はゴルフ一家に生まれ、父はティーチングプロ、祖父はプロゴルファー、2002、03年に米ツアーを主戦場とした女子プロゴルファーの小俣奈三香をおばに持つ。11月に同コースで行われた「伊藤園レディス」では母・正子さんがキャディを務め、家族の協力も得ながらプロテスト合格後の初戦をプレーした。 「プロになったときはみんなで喜んでくれてすごいうれしかった。家族みんなが意見を言ってくれたり、コース戦略を教えてくれたりと、すごい支えになっている」と、ゴルフ一家ならではの“特権”が心強い。 おばの影響もあって米国への意欲も大きい。「小さい頃におばさんの試合でアメリカに行ったことがある。幼少期であまり覚えてないけど、テレビで見て私もここで(プレー)したい。絶対にアメリカに行きたいです」と熱く語った。
目標とする選手は上田桃子とリディア・コー(ニュージーランド)の2人。「どちらもすごいスイングがきれい。特にリディア選手は全部を参考にしています」と、鏡の前で理想のスイングをまねて参考にしているほどだ。 最終日に向けては「グリーンの速さがきのうと違うのでタッチが合わなかった。しっかり合わせて伸ばしたい」。ずっと先にある米国という目標に向けて、目の前の試合に全力を注ぎ続ける。(千葉県長南町/松島流星)