振り遅れで悩む人は「松山英樹の頭を残して打つインパクト」を意識しよう!【人気ゴルフYouTuber原田修平プロの短期集中連載①】
松山プロのインパクトの形を見る時の大事なポイントは、頭を右サイドに残した時にも体が垂直に立てている形です。見ていると、『アゴと右肩の間に雑誌を挟んで打っている』(※)ような残し方ですよね。これを見ながらしっかり頭にイメージしておきましょう」※連続写真7枚目と8枚目を参照
これからは自宅で簡単にできるストレッチやドリルを紹介していく。
『松山英樹のインパクト』に近づくために自宅でやること、出来ること
【ポイント①】首の可動域のストレッチ 「松山プロのような頭(首)を残した綺麗なインパクトをするには、体の強さももちろんですが、首の可動域の大きさも関係してきます。硬い人が無理に残そうとすると首を痛めることに繋がるので、普段から首のストレッチをやっておきたいですね。お勧めのストレッチは、 ①直立姿勢で腕を胸前で交差させる。 ②胸を動かさずに、首を右に90度回す。(※無理して痛めない程度に) ③逆に左に90度回す。 左右、各々10秒間くらいキープして、3~5セットくらいを目安にしてください。できれば首の前後のストレッチもやるといいですよ」
【ポイント②】インパクトの瞬間に右足の前をパッと見るのが頭を残すコツ
「首を残すコツとして『ツイスト的な動作』を入れると動きやすいです。例えば『腰』と『視線』で考えると、バックスウィングで腰が右に回った時は視線はボールがある左に向いています。それがインパクトに向かって腰が左に回った時に視線も左に動いてしまうのが、体が開くという状態で、これは球がつかまりません。これを、インパクトで腰が左に回った時に、視線を右に動かしてやると、腰(下半身)と視線(上半身)とはツイスト的な動きになり、頭が残り、腕が振られます。これがヘッドスピードが上がる動きに繋がります」
この視線と腰のツイスト的な動きを身に付け、頭を残す動きが身に付くドリルを紹介してもらおう。
「クラブがなくてもできるドリルを紹介します。ボールを3個、体の正面に1つ、両つま先の前に1つずつ置きます。まずバックスウィングで左のボールを見る。フォローでは右のボールを見る。これを繰り返します。頭を動かそうとすると首が固くなったりしがちですけど、視線を向けることなら割とスムーズにできますよね。自然に頭が残るコツがつかめます」 これで仕事初めの頃には、頭が綺麗に残る「松山英樹のインパクト」が身に付いている、はずです。「ハラダゴルフ」は1月5日まで毎日更新するので、自分に合ったスウィングやドリルを見つけてみてくださいね。 文/古屋雅章 撮影/小林司 協力/ゴルフスタジオPGST
みんゴル取材班