3連休にかけて 台風21号や秋雨前線の動向警戒 連休は北海道で積雪のおそれも
きょう27日(日)午後は天気が下り坂となり、夜は広い範囲で本降りとなりそう。週明けあす28日(月)以降も、西・東日本の太平洋側を中心に雨が降りやすい見通し。なお、台風21号は31日(木)から11月1日(金)にかけて「非常に強い」勢力で沖縄・石垣島など先島諸島にかなり接近する可能性がある。その後、台風21号は11月はじめの3連休前半に本州付近へと近づいて、本州付近でも荒れた天気となるおそれがある。
午後は天気下り坂 東京都心は今月15日目の夏日か
きょう27日(日)午前は日ざしの届いている所が多いものの、午後は大陸から秋雨前線や低気圧が近づく影響で雨の範囲が広がりそう。特に夜は本降りとなり、近畿や東海では雷を伴って激しく降るおそれがある。衆議院選挙の投票は、早めの時間帯に行った方がいいだろう。 最高気温は10月下旬にもかかわらず、西・東日本で25℃以上の所が多くなりそう。東京都心は今月15日目の夏日となり、10月の過去最多・夏日日数をさらに更新する予想だ。
週明け以降も秋雨前線がウロウロ
秋雨前線や低気圧は、週明けあす28日(月)にかけて日本付近を通過する見通し。朝の通勤・通学の時間帯は近畿から東北南部を中心に雨が降り、関東や北陸などでは午後にかけても雨が残る可能性がある。前線や低気圧が通過すると北風に変わり、気温はきょう27日(日)より低い所が多くなりそう。特に北陸や北日本では、前日との気温差が大きい予想だ。
29日(火)以降は秋雨前線が西日本や東日本の太平洋側付近に停滞しやすく、太平洋側を中心に変わりやすい天気が続きそう。晴れ間があっても、急に雨が降り出す可能性がある。11月1日(金)ごろからは台風21号周辺の湿った空気が前線に流れ込み、前線の活動が活発化して雨の量が多くなるかもしれない。
台風21号は沖縄直撃へ 3連休に本州接近か
台風21号は、31日(木)から11月1日(金)にかけて「非常に強い」勢力で沖縄・石垣島など先島諸島にかなり接近するおそれがある。沖縄では大荒れの天気に警戒が必要だ。また、台風21号は上空の強い西風に乗り、11月はじめの3連休前半に本州付近へ近づいて、本州付近でも荒れた天気となる可能性がある。今後も最新の情報に気を付けてほしい。
文化の日・3日(日)と4日(月・振休)は、西日本や東・北日本の太平洋側では晴れて行楽日和となるものの、上空には強い寒気が流れ込みそう。北陸から北の日本海側は冷たい雨や雪が降り、北海道は平地でも雪が積もる可能性がある。また、東・西日本の標高の高い所では連休明けにかけて、続々と初冠雪の便りが届くかもしれない。 (気象予報士・鈴木悠)