27日(日)の天気 2つの前線通過で雨エリア拡大 関東から西で夏日続出 台風21号は沖縄に接近か
あす28日(月)にかけて、列島を2つの前線が通過する見込み。このため、きょう27日(日)は、午前中、広い範囲で日差しが届くが天気は下り坂で、午後は雨のエリアが広がりそうだ。また、関東から西で夏日(25℃以上)が続出し、夏日記録を更新する所もある見込み。台風21号は、週後半に沖縄に近づくおそれがあり、動向に注意が必要だ。
天気は下り坂 日本海側から傘の出番に
きょう(日)の午前中は広い範囲で晴れるが、西日本は沿岸部の一部でにわか雨がありそうだ。午後は、西・東日本で日本海側からまとまった雨雲がかかり始め、夜には太平洋側まで広がる見込み。各地、本降りの雨で、東海から西では激しい雷雨になる所もある見通し。能登も夜から断続的に雨が降り、深夜に雨の強まるタイミングがありそうだ。北海道も夕方以降、雨の降る時間がある見込み。
きのう(土)、どんより曇り空だった関東は、きょう(日)は朝から広い範囲で日差しが復活し、東京都心は3日ぶりに日差しが届きそうだ。ただ、それも長続きせず、昼過ぎから次第に雲が増えて、夕方以降、所々でにわか雨がある見込み。深夜には各地で本格的に雨になり、あす(月)朝の通勤通学の時間帯も雨の残る所がありそうだ。
10月終盤に夏日続出 記録更新も
最高気温は、鹿児島で28℃、大阪では26℃、福岡や高知は25℃など、夏日エリアはきのう(土)より拡大する予想。高知や大阪では、年間の夏日最多記録を更新しそうだ。湿度が高く、西日本を中心にムシムシと感じるかもしれない。関東でも千葉で25℃と夏日になり、東京都心は24℃まで上がる見込み。北日本はきのうと同じくらいの所が多くなりそうだ。
台風21号の動きに注意
また11月頭にかけては、台風情報に注意が必要になる。フィリピンの東にある大型の台風21号は、週後半、風速25メートル以上の暴風域を伴い、非常に強い勢力で、沖縄に近づくおそれがある。沖縄では先島諸島を中心に大荒れの天気になる可能性があるため、台風への備えを進めておきたい。場合によっては本州付近でもこの時季に珍しく影響が出るおそれがある。各地で情報に注意が必要だ。 (気象予報士:丸田絵里子)