【欧州市況】株は反落、中国に対する楽観が後退-英国債下落
(ブルームバーグ): 10日の欧州株は反落。前日までは8営業日続伸だった。中国の刺激策に対する楽観が後退した。この日のストックス欧州600指数は0.5%安。高級品や工業製品関連銘柄が特に売られた。
ただ12月に入ってからの欧州株は良好だ。中国が来年の金融政策を「適度に緩和的」にするとの期待を背景に自動車や消費財関連、小売り、テクノロジー銘柄は一段と押し上げられた。
欧州債市場ではドイツ債はほぼ変わらず。利回り曲線はブルスティープ化した。短期金融市場では欧州中央銀行(ECB)の利下げ見通しが強まり、来年末までで計153ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に引き上げられた。
英国債の利回り曲線はベアスティープ化。トレーダーは来週発表のイングランド銀行(英中央銀行)の政策金利は据え置きを見込んでいる。来年末までは80bpの利下げが織り込まれた。
12月10日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Fall as China Optimism Fades, Rates in Focus
Bunds Steady, Outperform Gilts, Curve Steeper: End-of-Day Curves
(抜粋)
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Kit Rees