【プレミアプレーオフ】ガンバ大阪ユース、苦しみながらも高川学園を下しプレミア帰還に王手「昇格を果たさなければまた来年振り出しに」
高円宮杯U-18サッカーリーグ2024プレミアリーグプレーオフ(参入戦)の1回戦が12月6日に開催され、高川学園(山口)と対戦したガンバ大阪ユース(大阪)がFW9安藤陸登の2得点の活躍で2-1勝利し、プレミア昇格に王手をかけた。 【フォトギャラリー】ガンバ大阪ユース vs 高川学園 「強かったです。相手はタフでした。球際もそうですし、ロングボールも、ゴールに直結するというか。高川学園さんは本当に良いチームで、こちらも必死でした」とガンバ大阪ユースの町中大輔監督は安堵の表情を浮かべながら語った。 試合序盤、高川学園の前線からの激しい守備と運動量に苦しめられたガンバ大阪ユース。1点リードで迎えた後半にはセットプレーから同点に追いつかれ、さらにゴール前で決定的なチャンスを作られる場面もあったが、73分に安藤が技ありの決勝ゴールを決め、次戦への切符を掴んだ。 町中監督は「相手のシステムや前からのプレスに対して、戦術的にも技術的にももう少し意図的に剥がしていく必要がある。課題は残りました。ただ、この試合は負けたら終わり。リーグ戦で優勝しても、ここで昇格を果たさなければまた来年振り出しに戻る。選手たちは非常に大きなプレッシャーの中で戦っていたと思います」と選手たちの奮闘を評価した。 2年ぶりのプレミア復帰を目指すガンバ大阪ユース。昇格をかけた一戦の対戦相手はプリンスリーグ関東1部2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)だ。指揮官は「指導者の交流があったり、ジュニアユースも今度マリノスさんと対戦します。兄貴分としてきっちり勝たなければと思っています!」と意気込みを口にした。 (文・写真=古部亮)