毎月1万円以上のポイント還元を狙える…生活費を全集中するなら「楽天ポイントvsVポイント」どっちが有利か
コンビニなどで利用すると最大7%のVポイントが還元されることで話題の「三井住友Oliveカード」。楽天カードと比較すると、どちらが得なのか。Money&You代表取締役でマネーコンサルタントの頼藤太希さんは「楽天カードとOliveフレキシブルペイのどちらを利用するのがお得かはライフスタイルによって異なる。自分がどちらに向いているかをしっかり見極めたほうがいい」という――。 【図表】楽天カードの主なスペック比較 ■楽天カードとOliveフレキシブルペイの主なサービスを確認 楽天グループのサービス利用でお得にポイントが貯まる「楽天カード」と、三井住友銀行が2023年3月から始めたOliveというサービスで使える「Oliveフレキシブルペイ」は、どちらも人気のクレジットカードです。 今回は、楽天カードとOliveフレキシブルペイの違いを徹底比較。どちらが自分に向いているのか、一緒に確認していきましょう。 日本クレジット協会「クレジットカード発行枚数調査」によると、2023年3月末時点のクレジットカード発行枚数は3億860万枚。20歳以降の1人あたり3枚のクレジットカードを保有している計算です。楽天カード・Oliveフレキシブルペイをお持ちの方もいるかもしれませんが、概要をチェックしてみましょう。 ■日本で最も発行枚数が多い「楽天カード」 楽天カードは、楽天グループが発行しているクレジットカードです。数ある日本のクレジットカードのなかで、もっとも発行枚数が多いのが楽天カード。2024年6月末時点の発行枚数は3108万枚となっています。また、ショッピング取扱高国内シェアが24.0%で国内ナンバーワンとのこと。多くの人が利用しているクレジットカードです。 楽天カードには、楽天カード・楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードの4種類があります。主なスペックは、次のとおりです。
■楽天ポイントの還元率は最大17.5%に 楽天カードの基本還元率はどのカードでも同じで1%。楽天市場を利用した場合には3%になります。 楽天グループは、楽天市場のほかにも、楽天証券、楽天銀行、楽天モバイルなど、さまざまなサービスを展開しています。これら楽天グループのサービスを利用し、所定の条件を達成すると、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になります。 SPUでは、楽天市場での買い物でもらえる楽天ポイントを最大17.5倍(2024年11月1日時点)まで増やすことが可能です。楽天市場で楽天カードを利用した場合も、このSPUの対象になります。 楽天のサービスをなるべく多く活用することで、楽天市場での買い物の際にもらえる楽天ポイントの還元率を最大17.5倍(17.5%)にできます。 なお、上位のカードには「誕生月に+1%」「選べるサービスの楽天市場コースを選択で毎週火・木曜日に+1%」といった特典もありますが、獲得できるポイント数には上限があります。また、ポイント以外のサービスには次のものがあります。